定例活動報告
      秦野の渋沢丘陵便り(16)
       ~春いっぱいの雑木林

 
〇日時: 平成26(2014)年3月29日 9:00~13:30
〇天候: 曇り 暖か
〇場所: 秦野・渋沢丘陵 平沢の里研整備林
〇活動概況
    強風や大雪で倒れた木や、引っ掛かって枯れた太い枝の処理が今回の主な作業でした。高いところの枝はロープをかけ、7~8人がかりで引き下ろします。  
 枯れた枝は処理しやすい大きさに切り、太さ30㎝以上もある倒木は小さく輪切りにしました。まだ、処理の終わっていない倒木があり、次回以降も作業が必要です。

 整備林近くにはナノハナ、フキノトウ、ツクシなどが顔を見せていたほか、林の中ではタチツボスミレが花を開き、落ち葉の下ではドングリが新芽を出していました。
 

 数本の太いイヌシデの1m余りの高さのところから、樹液が大量に染み出していて、樹液の出口に虫が開けたと思われる小さな穴がありました。イヌシデは新芽を生長させるために樹液を勢いよく送りこんでいるのでしょう。
 
 
 整備林の脇はハイキングコースになっていることもあり、この日は女性グループが爽やかな春色をスケッチブックに描き込んでいました。
 春をいっぱい感じた一日でした。


 折れ枝・どうする、荒れた作業林内    倒木、大きいなー

倒木・タマギリなど
   とにかく倒木処理
     
すっきりした作業林内   渋沢丘陵にも、やっと菜の花
 
  
Photo by Kawakubo&Ogawa



定例活動報告
          ~公園まつりの準備本格化
 
〇日時: 平成26(2014)年3月23日 10:00~14:30
〇天候: 快晴
〇場所: 四季の森公園・ワークセンターほか
〇活動概況
    県立四季の森公園の中で最も賑やかな「四季の森公園まつり」が今年も4月29日(火祝日)に行われます。
 私たち四季の森里山研究会(里研)は、例年どおり公園の花木園・炭焼き小屋前に里研広場を設けます。  

  ドングリ工作、ウグイス笛づくり、こま回しなどの体験コーナーのほか、テントでは会員手作りの置物やアクセサリーなど安価でお分けする予定です。
 

 この日は、そのための準備を本格的に行いました。
 ドングリ工作のための台木を切り出し、笛の材料の細い竹の長さを揃えるなど、
 オガクズをいっぱい浴びながら作業したほか、テーブルクロスの日干し、工作をしてもらう場所に敷くブルーシートの確認などをしました。
 
 一方、別の班は、年間を通して実施している植生調査を行い、新しい芽生えを見つけました。「公園まつり」まであとひとつき、新しい出し物も用意して皆さんをお迎えしたいと工夫を凝らしています。


 春の植生調査(第3里研林)    サンショウの木も出ました
公園まつり工作準備   
Photo by Kawakubo



定例活動報告
          ~足元の花にも目を向けて
 
〇日時: 平成26(2014)年3月9日 9:00~15:30
〇天候: 快晴
〇場所: 四季の森公園・葦原周辺からさくらの谷など
〇活動概況
   午前10時から、里研の担当する葦原上部の区域の整備をしました。主に下草刈りと枯損木の伐採除去です。
また、今後の整備地区の植生調査も行いました。  

午後1時からの自然観察会は「桜前線と早春の花」がこの日の主題でした。
久しぶりにいらした方もいて、全部で59人が参加してくださいました。
ウメは散り、サクラは蕾でしたが、公園スタッフが手入れしているフクジュソウ、セツブンソウ、キクザキイチゲ咲いていましたし、黄色のサンシュユが目立ちました。


足元に目を向けるとオオイヌノフグリ青い小さな花を開いていました。

さくらの谷ではカワヅザクラ、フユザクラはもう終わりに近く、カンヒザクラは鮮やかな赤い蕾を膨らませていました。

  咲いている花は多くはありませんでしたが、ウメ、サクラについて「ちょっと詳しい」解説があったほか、経験を積んだ講師の絶妙な話術で笑いが絶えず、参加した皆さんは満足してくださったと見受けました。

   終わりにアンケートをお願いしました。今年度はこれが2回目です。内容を分析してよりよい自然観察会を目指します。

「サー、森の手入れを」第一里研林(仮称)    「さくらの谷で桜の説明」盛り上がる観察会
「解散前のアンケート」     
     
3年前の3月13日に植樹したカワヅザクラが咲きました。  
Photo by Kawakubo



特別活動報告
          ~森の香りのアロマテラピー講座
 
〇日時: 平成26(2014)年3月8日 12:40~14:40
〇天候: 晴れ
〇場所: 緑区地域子育て支援センター拠点「いっぽ」
〇活動概況
育児に懸命のお母さんに「ほっとしたひととき」を味わってもらおうと、
「アロマテラピー講座」を開きました。   
 

お母さん10人と3か月から小学校1年生までの12人の子どもたちで大盛況。
里研会員にとって3か月の乳児の子守りは初めてでしたが、いい子ですやすや眠っていてくれてほっとしました。

香りの体験から、トリートメントオイル作製、ハーブティ試飲までアロマテラピーの資格をもつ講師が手際よく進めました。

   すぐそばで子守りをしながらの講座だったので、お母さんたちは安心して、
「森の香り」で心の緊張をひととき解いていただけたようでした。



アロマ講座はじめます    お母さんの傍らで子守りです 
     
お湯に手をつけてアロマ体験    「アロマ講座案内」子守り定着
Photo by Kawakubo


特別活動報告
          ~中山小1年生の自然観察会3回目
 
〇日時: 平成26(2014)年2月26日 9:30~12:20
〇天候: 快晴 暖かな日和
〇場所: 四季の森公園遊具広場周辺
〇活動概況
中山小1年生は生活科の授業で季節による自然の変化を、年間4回、四季の森公園で観察しました。今回は最終回「冬」の現場です。


黄色い帽子、オレンジのネッカチーフ、飲み物と教材の入ったケースを肩から掲げた69人の子どもたちは、もうすぐ2年生。体も少し大きくなって、顔つきがしっかりしてきたように見える。

1班4人、それぞれの班は、ハナモモ、ケヤキ、ヤマボウシなどのその班の木を決めて、変化を観察してきました。「葉っぱの色が赤くなっている。」「つぼみがふくらんでいる」など、ほとんどの子に冬の「発見」があった様子。「かんさつシート」に絵と文字で書き込んでいました。

   会員がサザンカの堅い蕾をカッターで切って断面をルーペで見せると「タマネギみたい!」と表現する子もいました。春を待つ植物の「いのち」を解ってもらえたでしょうか。

   今回も別れ際に「ありがとうございました~!」と大きな声でお礼を言っておじさんたちを喜ばせました。


皆さん、よろしく。    「里研先生」勢ぞろい
残雪の桜    「ルーペ」で観察  
     
「さよなら、また来るよ」・・
公園で待ってるよ
 
   
Photo by Kawakubo



定例活動報告
          ~整備林を念入りに下見
 
〇日時: 平成26(2014)年2月23日 10:00~15:30
〇天候: 曇り
〇場所: 四季の森公園ワークセンター、第三里研整備林
〇活動概況
四季の森公園には子どもたちの遊べる広場、カワセミが姿を見せる池、里山の風情を残す林など、幾つかの顔があります。私たちが主に整備しているのは「里山」の地域です。


現在は公園の東側、学校田近くにある林(第三里研整備林)を整備しています。この日も、その林に入って今後の作業の進め方について議論しながら、入念に下調べをしました。この地域には伐採した方がよさそうな大きなシラカシなどがあり、かなり手強そうです。

その作業中、「モズのはやにえ」を見つけました。ハリギリの若木の大きな棘にバッタが刺さっていました。モズが後で食べるつもりで確保したものでしょう。私たちの仲間は見つかった珍しいものをじっくり観察する事が出来ました。


公園の里山林、見回り    モズの「はやにえ」発見
「はやにえ」良く見えます     
Photo by Kawakubo



定例活動報告
          ~オオタカを見た! 自然観察会
 
〇日時: 平成26(2014)年2月9日 12:00~15:30
〇天候: 快晴 雪に覆われた公園、空は真っ青
〇場所: 四季の森公園北口広場など
〇活動概況
前日は大雪。公園は約30㎝の積雪がありました。
(東京は27㎝、45年ぶりの大雪と報じられました)
でも、この日は快晴、積もった新雪でとても眩しく感じられました。


果たして、自然観察会には皆さんが来てくださるか・・・・・心配しましたが、午後1時には26人もの方たちが集まってくださいました。この日のテーマは、「里山の野鳥」。足場が悪いので園内は歩かず、観察は池の前の北口広場周辺だけにしました。

ハクセキレイ、シジュウカラ、アオジ、カルガモなどを観察し、飛翔の形、鳴き声、嘴の形などについてお話しているところに、オオタカが姿を現したのです。めったに見られない大型の猛禽類、しかも2羽。高空で孤を描いて舞っているだけではなく、獲物を追って急降下する様子も目にする事が出来ました。雪にもめげず参加してくださった方へ、オオタカのサービスだったかもしれません。

   来月の自然観察会は、「桜前線と早春の花」
3月9日(日)、午後1時に公園北口にお集まりください。参加料はいりません。


観察会、質問も活発    冬空のオオタカ・・・・わかるかな
ハクセキレイ、元気です     
Photo by Kawakubo



定例活動報告
          ~旧整備林も作業
 
〇日時: 平成26(2014)年1月26日 10:00~15:00
〇天候: 晴れのち曇り
〇場所: 四季の森公園、第一・第三里研整備林ほか
〇活動概況
私たち四季の森里山研究会は四季の森公園の全体的な整備計画に沿って、主に里山としての地域の整備をしてきています。

現在、主に整備しているのは公園の東側、学校田近くにある林(第三里研整備林)。これまで、あまり人の手が加えられてこなかった林です。午前中は、ここでアズマネザサなどの下草刈りを中心に作業しました。

午後は、ピクニック広場北側の林(第一里研整備林)に入りました。本格的にここに入るのは5年ぶりです。枯れた枝を集めたり、目立つ下草を刈ったりしました。

   私たちは、これからも四季の森公園が安全で豊かな自然を楽しめる公園であるための整備を進めて参ります。

林床の手入れ    間伐にも取り組む
すっかり伸びたササを刈る    林内の枯れ枝整理 
Photo by Kawakubo






特別活動報告
    秦野の渋沢丘陵便り(15)
      ~初仕事は快晴無風

 
〇日時: 平成26(2014)年1月18日 9:00~13:00
〇天候: 快晴無風
〇場所: 秦野・渋沢丘陵 平沢の里研整備林
〇活動概況
秦野・渋沢丘陵の一角で私たちは森林整備をしていますが、この日が今年の初仕事。まず、森の中にある大きなコナラの古木の前に、お神酒、作業道具などを供えて、森林の平穏と作業の安全を祈願しました。


去年処理しきれなっかった大きな風倒木がありました。その3本を玉切りにしました。直径40㎝以上もある倒木ですから、小さく輪切りにしてもその一つ一つがかなり重量です。一か所に纏めるのも一苦労でした。

この林はクヌギ、コナラなどの落葉樹ですから、すっかり葉を落とした林は樹間から晴れた空がよく見えます。この日は風もなくよく晴れて、暖かでしたが、雪が舞ったりすれば、さぞ寒々と感じたことでしょう。


渋沢丘陵山始・安全祈願    倒木のタマギリ作業
どうする倒木処理・・危険は避けよう     
Photo by Kawakubo



定例活動報告
    ~自然観察会は記録に迫る92人が参加
 
〇日時: 平成26(2014)年1月12日 9:00~14:50
〇天候: 晴れ
〇場所: 四季の森公園・葦原周辺の散策路、第三整備林など
〇活動概況
私たちNPO四季の森里山研究会は、この日から今年の活動を始めました。
引き続いて里山を保全して、地域の方々と共に自然を大切にする活動を進めてまいります。



この日は、まず、学校田に近い「第三里研整備リン」にある古木のヤマザクラの前に、鋸、ヘルメットなどの作業具を供えて、森林の平穏と作業の安全を「山の神」に祈願しました。

午後1時からの自然観察会は、寒さのなかで懸命に生きている「生き物たちの冬越し」がテーマでした。軒下でかたまっているナミテントウムシは気をつけて見ないと分かりません。コブシの「冬芽」は暖かそうな細かい毛に覆われていました。

自然観察会に、この日は92人もの方が参加してくださいました。毎回のようにおいでになる方もいらっしゃいます。里山研究会の活動が10年の節目を超えた事を記念して、いつもお渡ししている会員手製の小さな「お土産」をこの日は「特製ペンダント」にしました。これにご自分のお名前を書いて、次の自然観察会にもおいでくださると私たちは嬉しいのです。
次回は「里山の野鳥」。2月9日(日)13:00 公園北口集合 参加料無料です。
お待ちしていま~す。


今年も無事故で(山始・安全祈願)    工作材料の「手入れ」水洗い
綺麗になって「光るドングリ」    ドングリの「天日干し」 
     
里研10年記念グッズ・特性名札    観察会・大盛況
(二班に分かれてもこの大集団)
 
     
解説に「迫る皆さん」    熱のはいる説明 
     
「ワー スゴイ・特性名札」
こども優先ですが・・・・
Photo by Kawakubo



定例活動報告
    ~大合唱で締めくり
 
〇日時: 平成25(2013)年12月8日 9:00~14:50
〇天候: 曇り
〇場所: 四季の森公園・花木園・展望広場、野外ステージ
〇活動概況
今年最後の自然観察会は、雲の多い天候と、せわしない師走だったにも拘わらず57人もの方が参加してくださいました。  
お陰さまで「里山の紅葉」のテーマがぴったりの色とりどりの紅葉が見られるなかで四季の森公園の散策路を歩くことができました。



紅葉や黄葉の仕組みや季節感について、この日も講師が工夫を凝らして解説しました。
例えば、霜林(そうりん)、朽葉(くちば)色見草(いろみぐさ・モミジの別名)など、近頃あまり使わなくなった、季節を表す趣のある言葉についてもお話しました。


この日の最後は野外ステージ。里研会員のリードで、参加した皆さんに「秋の夕日に照る山もみじ・・・」の尋常唱歌「紅葉」を大声で歌って頂きました。今年を締めくくるのにふさわしく、充実感を味わうことが出来た自然観察会になった事と思います。

今年も大勢の方々が自然観察会に参加してくださりありがとうございました。
来年1月12日(日)は最初の自然観察会です。「生き物たちの冬越し」がテーマです。いつものように、午後1時に公園北口にお集まりください。参加料は無料です。

歩く観察会・体操    冬の紅葉の中の観察会
お腹の中から歌いましょう
Photo by Kawakubo



特別活動報告
    秦野渋沢丘陵便り(14)
     ~風倒木の処理すすむ

 
〇日時: 平成25(2013)年11月30日 8:45~13:40
〇天候: 快晴 遠くまで見えた
〇場所: 秦野・渋沢丘陵 平沢の里研整備林
〇活動概況
10月12日以来、1か月半ぶりに渋沢丘陵の雑木林に入りました。  
今回、目についたのは千切れて落ちたように見える太い枝の多さでした。  
台風、強風の仕業と思われます。


そうした太い枝などを処理して林床を明るくしたほかに、枯れ木にからまれた直径50cmほどのコナラも伐採しました。
そのままにすると思わぬ方向に倒れる危険もあるためです。
斜面が多い現場での作業は、風が冷たいとは感じられないほど体を動かさなければなりません。しっかり働いた気分を味わいました。

この日、北側には丹沢山系、箱根の山々が見え、南側の海の方角には三浦半島、伊豆大島も望見出来るほど空気が澄んでいました。

伐木作業、まず受け口を    年輪を数える、無事伐木
     
台風の後遺症、荒れた林内    里山林の手入れ作業
Photo by Kawakubo



特別活動報告
    上白根小2年生の野外授業
 
〇日時: 平成25(2013)年11月25日 8:30~15:00
〇天候: 曇り
〇場所: 四季の森公園・ワークセンターその周辺

〇活動概況
この日は上白根小学校の2年生3クラス108人に野外授業をしました。
雨が心配されましたが、雨粒は落ちてきませんでした。


秋らしさを見つけ、自然の不思議さに気づくとともに、ドングリや小枝などを使ってクラフトも作るのがこの授業の目的です。およそ50人ずつの二組に分かれ、約60分ずつ交代で自然観察会とドングリ工作をしました。

自然観察会はワークセンター周辺をゆっくり巡るコース。子どもたちはビンゴシートを持って見つけた生き物などをチェックします。折しも、ヤマボウシ、イヌシデなどが色づき、モクレンが「毛皮のコートを着た」花芽をつけていました。

   クラフト制作は、一人ずつの材料の入ったキットをもらい、ドングリに顔を描いたり、色鮮やかなイロハモミジの小枝を使ったりして作品を仕上げました。

   授業の始めと終わりには児童の代表が前に出て、きちんと挨拶をし「楽しかった事をおうちの人に話したい」と私たちを喜ばせる感想も発表してくれました。

   この後、午後に第三整備林の作業中、テレビ会社の取材を受けました。

2年生全員到着    自然観察スタート「池の鯉はどうしている」
     
名作・力作、ドングリ工作の成果    熱中工作
     
紅葉世界の観察隊(1) 紅葉世界の観察隊(2)
Photo by Kawakubo



特別活動報告
    公園は晩秋の色
 
〇日時: 平成25(2013)年11月24日 10:00~14:30
〇天候: 快晴
〇場所: 四季の森公園・ワークセンター、第三整備林など

〇活動概況
11月25日には上白根小学校の2年生、100人余りが四季の森公園で自然観察会とクラフトづくりを里研の指導で体験します。
私たちは2年生であることを念頭に、現場の下見を入念に行ったほか、クラフトづくりで使う台木に穴を開けたり、一人分ずつキットを整えたりしました。


桜ケヤキなど四季の森公園にある木々は色づいています。快晴の空をバックにすると一層鮮やかです。今年の紅葉・黄葉は例年に比べて色彩が豊かに感じられます。寒暖の差が大きい、雨の降り方の違いなどが影響しているかもしれません。

12月8日(日)は今年最後の自然観察会です。冬至前の里山を皆さんと一緒にインストラクターが解説しながら巡ります。
13:00 公園北口に暖かくしてお集まりください。参加料はいりません。

里山・間伐木の選定 小学生向け・工作材料の制作
Photo by Kawakubo



特別活動報告
    森の台小のクラフト教室
 
〇日時: 平成25(2013)年11月21日 8:30~12:20
〇天候: 晴れり
〇場所: 森の台小学校4年生教室

〇活動概況
森の台小学校4年生199人に工作の指導をしました。この子たちは10月24日に四季の森公園で自然観察をし、その後、愛川ふれあいの村で宿泊体験学習をして自然に対する理解を深めてきました。今回はこれまでの学習の仕上げの意味で、自然の恵みというべきドングリや木の枝などを使った工作をしたものです。、


初めに木や森の大切さについて図表などを使って解説した後、子どもたちにスギの台木、マテバシイなどのドングリ、小枝など一揃いの入ったキットを渡して、工作を始めました。各クラスに4人ずつ私たち里研会員がついて作品づくりのアドバイスをしました。6クラスを前後半3クラスずつに分け、お話や片づけも含めて90分ずつの授業でした。

「木も呼吸をしていることを初めて知った」「自然の大切さが分かった」「ドングリに顔を描くのが楽しかった」などの感想に加え「楽しかった!」と声を合わせて私たちを喜ばせてくれました。


丁寧なアドバイスも 「名作」ですね
Photo by Kawakubo



特別活動報告
    中山小1年生の自然観察2回目
 
〇日時: 平成25(2013)年11月11日 9:30~13:45
〇天候: 曇り
〇場所: 四季の森公園遊具広場、ワークセンター

〇活動概況
中山小学校1年生の生活科授業の指導をした。「四季の森公園の季節ごとの変化を調べ、自然との関わりを深める」のが授業のねらい。7月16日に里研が指導して今回が3回目。


参加したのは、1年生3クラス75人、教師4人。9:55には遊具広場に到着。一つの班が4~5人、それぞれ班はこれまでに、カリン、ケヤキ、ヤマボウシなど主に観察する木を決めてあった。それが、前回とどう変わったかを観察した。

「かんさつノート」に紅葉しかけたツツジや色が濃くなったムラサキシキブの実が色鉛筆で描かれていた。季節の変化を子どもなりにとらえることができたのだろうか。

   子どもたちが帰った後、午後次の環境授業の準備を行った。

中山小1年生、樹木観察授業始めます 色づいたケヤキ
     
班ごとに、それぞれ観察中    観察スケッチ 
   
有難う・・・またおいで 工作材料・200人分準備作業、
次回は森の台小
Photo by Kawakubo



定例活動
    深まる秋を堪能、自然観察会
 
〇日時: 平成25(2013)年11月10日 9:00~15:00
〇天候: 曇り
〇場所: 四季の森公園・北口~南口の展望台~ワークセンター

〇活動概況
この日の朝、茨城県で震度5弱の地震があり、神奈川県でも震度3程度の 揺れがありました。その上、午後からは雨という天気予報もあったためか、 午後1時からの自然観察会の参加者は23人と最近では寂しい数でした。


少し上り下りがあるので出発前に軽く準備運動をして、公園の北口から南 口の展望台、ワークセンターと歩きました。この間、竹は秋が伐採の適期 だと解説しながら、珍しい愛媛県の竹の話を聞いて頂きました。

終着点のワークセンターでは、ここに展示されている古い農機具について、 その種類や使い方を里研の長老がお話しすると「ほ~ぉ」と感嘆の声が上が っていました。
   次の自然観察会は、12月8日 午後1時公園北口集合、冬を目前にした里 山の姿を解説します。参加無料、暖かくしてお出でください。

観察会、まず体操から クマザサの説明
     
秋の公園・写真と実景    ワークセンタ^ーも見学へ 

Photo by Kawakubo



定例活動報告
    ~資材づくりに励む~
 
〇日時: 平成25(2013)年10月27日 10:00~15:10
〇天候: 晴れ
〇場所: 四季の森公園・ワークセンター

〇活動概況
四季の森公園では紅葉する木、葉を枯らす木のほか、ススキが穂を銀色に輝 かせています。もうすっかり秋、過ごしやすい季節になりました。
目の前の11月は行楽月、学校などの行事も多く予定されていて、私たち里 研も活動予定がギッシリ詰まっています。



この日は、11月の行事で使う資材づくりに工作機械を総動員して励みました。
スギなどの丸太を電動鋸で切って工作品の台木を作ったり、その台木に飾り 付けるドングリなどを取り付けやすくするために、ドリルで穴を開けたり、 オガクズだらけになりながらの作業でした。

いつの間にか日が傾いて、昼の時間が随分短くなったと実感しました。


稲刈りの済んだ学校田 総力をあげて工作材料準備
洗ってみても・・カビにやられた材料

Photo by Kawakubo



特別活動報告
    ~森の台小4年生の自然観察会~
 
〇日時: 平成25年(2013)10月24日(木) 8:15~11:45
〇天候: 曇り
〇場所: 四季の森公園・北口から池周辺

〇活動概況
雨のため2回延期になり、やっと実現した森の台小学校の自然観察会でした。
この後に行われる、愛川ふれあいの村での自然観察学習を一層充実させるための勉強でした。



参加したのは4年生6クラス200人。教師7人。人数が多いので9時からと 10時半からの2つに分かれて、同じ内容で四季の森公園の中に設けた観察コ ースを巡りました。

子供たちはあらかじめ用意した公園の地図と、設問の書かれた「ビンゴシー ト」を持って4~6人の班に分かれて観察しました。迷って同じところを2度 通る班もありましたが、野外学習は気分も爽快だったようです。

最後には「秋になって初めて見つけたものがあった」などのほか、「楽しかっ た!」と声を合わせた感想も聞かれ、私たちをホッとさせてくれました。


自然観察案内打合せ会 観察会はじめます
グループごとで現地観察会
ラリーポイントマンは5人

Photo by Kawakubo



定例活動報告
    ~今年はドングリが豊作?~
 
〇日時: 平成25年(2013)10月13日(日) 9:00~15:05
〇天候: 快晴
〇場所: 四季の森公園・ワークセンター周辺など

〇活動概況
前日の真夏日とは一転、爽やかさの感じられる自然観察日和になり、49人が参加しました。今回のテーマは「里山の実り」。今年の四季の森公園 はドングリが豊作のようで、散策路にもいっぱい落ちていました。


公園の許可を得て、参加した人はそれを拾い、講師陣が用意した12種類の ドングリの標本と見比べて種類を確かめました。シラカシやマテバシイが多 かったようです。

次に、トノサマガエル、セジロウンカなど25種類の生き物が載った資料を持って、見つけたものに印を付けてもらいました。目を凝らさないと見つからないものも多く、互いに教え合いながら探していました。

その後、探した生き物が稲にどういう作用をするか、刈り取り間近の田んぼの前で解説を聞いたほか、稲作の起源が、これまでより500年ほど早まったとする最近の研究も紹介されました。


自分で拾ったドングリの鑑定(自然観察会) カラスウリとムシコブ(自然観察会)
水田・里山の生き物解説(自然観察会) 青空にジョロウクモ(自然観察会)

Photo by Kawakubo



特別活動報告
    秦野の渋沢丘陵便り(13) 
       ~秦野市の「里山めぐり」に協賛~

 
〇日時: 平成25年(2013)10月12日(土) 8:00~12:05
〇天候: 快晴・暑かった(海老名の最高気温32.2℃)
〇場所: 秦野・渋沢丘陵の整備林とその周辺

〇活動概況
今回は秦野市が里山体験をしようと市民に呼びかけた催しに協力しました。


参加したのは11人。5人と6人の班に分かれて、自然観察、ドングリ工作を 交代で1時間余りずつ、10月半ばとは思えない暑さに閉口しながらも 9時から11時半まで熱心に体験してもらいました。

自然観察班は雑木林の周辺路をゆっくり歩きながら、オスが極端に小さい ジョロウグモの習性や、今は茂りすぎて嫌われるクズが、昔は葉も蔓も根も すべて活用していたと、いずれも実物を間近に見ながら解説を聞きました。

工作班はドングリについて種類や見分け方などを聞いた後、器具の扱いなどについても説明を受け、ドングリ工作を体験してもらいました。

「得るものが随分ありました」と嬉しい感想を述べる人もいて、私たちも 励まされた会になりました。

秋の里山案内(1) 秋の里山案内(2)
楽しいドングリ工作 大人のドングリ作品
大人の「丸太伐り体験」

Photo by Kawakubo



特別活動報告
    秦野の渋沢丘陵便り(12) 
       ~ドングリ豊作~

 
〇日時: 平成25(2013)年9月28日(土) 9:00~13:30
〇天候: 快晴、空気が澄んでいた
〇場所: 秦野・渋沢丘陵の整備林

〇活動概況
秦野市の渋沢丘陵・平沢地区で私たちは里山の整備をしています。   
久しぶりに林に入ってみると、下草が伸び、支柱を立てたヤマユリが大きな実をつけて重そうに頭を垂れているのが目立ちました。



午前中は平らな場所の下草を刈り、2本の木を除伐して作業台の脚と椅子を作りました。ここは10月12日に秦野里山めぐりの会場になる予定で、そのための準備をしたのです。

今年はクヌギのドングリが大量に落ちていました。これを使って12日の当日は工作品を作ってもらいます。

近くに咲くヒガンバナはすでに盛りを過ぎて、時折吹きぬける風はすっかり秋の風情ですが、丹沢にも富士山にもまだ雪は見られませんでした。


渋沢丘陵・里山の手入れ作業(1) 渋沢丘陵・里山の手入れ作業(2)
「里山テーブル」準備
(10.12、秦野市イベント準備)
秦野駅(南口)、迎えてくれる富士山

Photo by Kawakubo



定例活動報告
  ~ヒガンバナが盛りです~
 
〇日時: 平成25(2013)年9月22日(日) 10:00~13:50
〇天候: 晴れ
〇場所: 四季の森公園ワークセンターほか

〇活動概況
今年の夏も猛暑と言われました。晴れて陽の照りつけるところは暑いものの、 もうすっかり秋の風情です。柿が色づきはじめ、公園のあちらこちらでヒガンバナが鮮やかな朱色を見せています。数年前からは少し乳色がかった白い花も多くなりました。


今年は各地でハチの動きが活発のようです。四季の森公園ではスズメバチの駆除を精力的に進めていますが、まだ完全には捕りきれないで「入らないでください」の 表示が出ている場所があります。もうしばらくはハチの活動期、ご用心ください。

私たちもスズメバチの巣がある林の整備はお休みにして、次の行事に向けた工作材料づくりを進めました。会員が家の近くで集めてきたドングリに爪楊枝の心棒をつけ、工作品の台座にドリルで穴を開けました。

10月13日(日)は自然観察会、「里山の実り」が主題です。   
午後1時に公園北口にお集まりください。参加料は無料です。




自然観察会(10月)の下調べ クルミの木にはムシコブ
秋のイベントに備えるードングリ工作材料準備
公園の外で集めてきたドングリです

Photo by Kawakubo



定例活動報告
  ~秋の気配~
 
〇日時: 平成25年(2013)9月8日 9:00~15:00
〇天候: うす曇り
〇場所: 四季の森公園・池周辺の散策路など

〇活動概況
午後1時からの自然観察会、今回のテーマは「秋の草花を楽しむ」でした。  
秋の七草は、万葉集の山上憶良の歌「萩の花 尾花(おばな・ススキ) 葛花  瞿麥(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお・キキョウ) の花 」が由来とされています。
花のアタマの文字「おすきなふくは」(お好きな服は)を覚えてはと講師のアドバ イスがありました。



猛々しく葉を広げるクズは赤紫の花も存在感があります。顔を近づけて意外に ふくよかな香りを確かめる人もいました。

秋の七草のほか、可憐な白い花をつけたセンニンソウ、実は衣服にくっつく厄介者 ですが、 花はひっそりと咲くヌスビトハギなどふだんは見過ごされがちな草花に 目を向けていただくことが出来ました。

次の自然観察会は「里山の実り」です。
10月13日(日) 午後1時に公園北口にお集まりください。


秋の七草などを楽しんだ
自然観察会
秋の七草の話
クズの花 シロバナマンジュシャゲ センニンソウ
別名 馬食わず
タイアザミ
別名 トネアザミ
ヌスビトハギ ハナトラノオ
別名 カクトラノオ
秋の季語 コスモス

Photo by Aoki



定例活動報告
  ~バッタ採りを体験、自然観察会~
 
〇日時: 平成25年(2013)8月11日 9:00~14:45
〇天候: 快晴 無風で酷い暑さ
〇場所: 四季の森公園・里山ゾーンなど

〇活動概況
この日、横浜の最高気温は37.4度、今年の最高を記録しました。おまけに 風もなく、木陰ですら汗が吹き出します。足元からは熱気が這いあがります。


そんな日にも拘らず熱心な方々が31人も自然観察会に参加してくださいま した。
この日のテーマは「真夏の森の生き物たち」。昆虫には完全変態と、不 完全変態があるというお話しのほか、草の生えた場所ではバッタ採りを体験していただきました。(その後、バッタは放しました)

雄花ばかりのカラスウリの茂る所では、講師が持参した実を見ていただいたり、
アズマネザサの根を示しながら、暑いさなかに、植物は次の世代をしっかり土の中で育んでいるという話も聞いていただきました。


この日はアンケートを実施して、参加した全員の方から答をいただきました。  
これからも何回か実施して、よりよい自然観察会のために活用させていただきます。

次の自然観察会は「秋の草花を楽しむ」がテーマです。  
9月8日 13:00 に四季の森公園北口にお集まりください。1時間程度、 講師が皆さんと一緒に公園の中を巡ります。参加料は要りません。

「観察会、はじめてのアンケートも」
昆虫の説明
  
カラスウリの説明
暑さにめげない観察隊
・・もうコスモスも
アンケート記入・・ご協力に感謝

Photo by Kawakubo



定例活動報告
  ~暑さに負けず、熱い議論も~
 
〇日時: 平成25(2013)年7月28日(日) 10:00~15:00
〇天候: 晴れ
〇場所: 四季の森公園/ワークセンターなど

〇活動概況
いよいよ本格的な夏になりました。湿度が高く蒸し暑さが体にこたえます。


午前中は自然観察会のあり方について真剣な議論をしました。「専門的な情報 を提供すべきだろうか」「基礎的な内容を分かりやすく話す事が大切だ」「しっ かり勉強しないと多くの人の前では話せない」「時間の配分に気をつけないと しまりがなくなる」などなど。
私たちは参加する皆さんの声も聴きながら、よりよい自然観察会にするために、 これからも努めて参ります。

午後はグループに分かれて、次回の自然観察会の下見を入念に行ったほか、催し物に備えて材料を整えたり、周辺の雑草を取り除いたりしました。

次回の自然観察会は「真夏の森の生き物たち」が主題です。
8月11日 午後1時 公園北口にお集まりください。 およそ1時間、講師が皆さんと一緒に園内を巡ります。参加料は要りません。

「観察会」の充実を目指し討議 観察会は「下見」が大切
秋にそなえて「工作材料」制作
Photo by Kawakubo



特別活動報告
  ~中山小1年生の自然観察会~
 
〇日時: 平成25(2013)年7月16日(火) 9:00~13:15
〇天候: 晴れ
〇場所: 四季の森公園遊具広場など

〇活動概況
中山小学校の1年生は生活科の授業で年間を通して四季の森公園の自然の移り 変わりを観察しています。


6つにわけたそれぞれのグループがこの春、観察する木を決めました。
前回の観察と、夏の盛りの今回とではどんな変化が見られたでしょうか。「葉が多くなった」。「花が無くなった」。「実がついている」。などの発見があったようです。小学1年生でもしっかり観察できるのです。

今回は「観察ノート」に色鉛筆で絵を描き、気づいた事は書きとめました。  教室に帰ったから、春のノートと比べたり、秋に観察する時、変化に気づく事が出来 るからです。

1年生は約1時間半の野外授業を終えて、元気に学校へ戻りました。
私たちは子どもたちを送りだした後、グループごとに決めた「観察する木(マイツリ ー)」に樹木の種類、学年と組などを記した名札をラミネート加工して括りつけました。
子どもたちが選んだ樹木はケヤキ、ネムノキ、カリン、ナツツバキ、ヤマボウシなど10種類、付けた名札は18枚です。

中山小一年生三学級72人、
公園登場
早速観察
メジロの巣です
班ごとに「マイツリー」観察-1
班ごとに「マイツリー」観察-2 班ごとに「マイツリー」観察-3 班ごとに「マイツリー」観察-4
「画けたよ」
・・熱心に観察
「マイツリー・10種類」には名札をつけました
Photo by Kawakubo



定例活動報告
  ~急な雨に部屋でお話し・自然観察会~
 
〇日時: 平成25(2013)年7月14日 9:00~15:00
〇天候: 晴れ一時雨
〇場所: 四季の森公園の樹間、ビジターセンターなど

〇活動概況
午後1時からの自然観察会は、「森林浴でリフレッシュ~樹木の香りは自然からの贈 り物~」がテーマ、林や樹木のもつ力を体感しようというもので、猛暑にもかかわらず40人余りの方が参加なさいました。


林に入って日なたとは温度差のある事を実感してもらったり、樹木に聴診器を当て て幹を伝わるさまざまな音を感じたり、木に触れて香りを嗅いだり、樹木が生み出す香りが人の体に及ぼす効果を体験してもらったりしました。

フランスの里山についてお話ししていると雨がぱらぱら、急いで公園のビジターセンタ ーに場所を変えました。とたんに激しいスコール。幸いずぶ濡れにならずにすみ、そ の後の日本の詩歌に詠み込まれた「かをり」のお話などは、むしろ落ち着いて聞い ていただくことができました。


自然観察会、
きょうは森林浴・「樹林気功」も
聴診器で「木の音」を・・何の音でしょう
Photo by Kawakubo



定例活動報告
  ~梅雨の晴れ間の一仕事~
 
〇日時: 平成25(2013)年6月23日(日)  10:00~14:00
〇天候: 晴れ
〇場所: 四季の森公園 /ワークセンター、第三里研整備林

〇活動概況
四季の森公園の東端しには近くの小学校の児童たちが稲刈りなどの体験をする学校田があって、今は、田植えが終わったばかりの幼い苗が心細げに風を受けています。私たちはその田んぼの脇の林(第三里研整備林)を現在、整備しています。


今日はその林に入って遊歩道の近くまで伸び出した笹を刈りました。
青空も見える天気でしたが、やはり梅雨の晴れ間、少し体を動かすとたちまち汗が ふきだしました。

太陽が顔を出しているのを利用して、来月の自然観察会で使う予定の大きなブル ーシートを水洗いして乾かす事も出来ました。また、次の催し物に備えて資材の点検と整理にも一汗かきました。

自然観察会への参加は無料、1時間余りです。
来月は
「森林浴でリフレッシュ」
7月14日(日) 午後1時に公園北口の事務所前にお集まりください。



下草刈り必携、蚊取り線香 下草刈り必携、ペットボトル
里研グッズ・工作材料、片付け 倉庫内資材片付け
Photo by Kawakubo



定例活動報告
 ~自然観察会はいろんな事を解説します~
 
〇日時: 平成25(2013)年6月9日(日)  9:00~15:00
〇天候: 梅雨らしくない晴れ
〇場所: 四季の森公園 /葦原周辺の散策路など

〇活動概況
午後1時からの自然観察会は「ホタルを育む里山」がテーマでした。
ホタルが見られるのはいうまでもなく、辺りが暗くなってからです。ところが、 自然観察会は昼間、しかもこの日は梅雨とは思えない、晴れて暑い日でした。



担当者はこういう主題の時は苦心します。講師が職場の近くでやっと捕えたホタルは死んでしまいました。でも体の仕組みは分かるからと、ルーペを使って見てもらい ました。流れで見つけたホタルのえさのカワニナもルーペでしっかり観察

「ホタルは昆虫です。昆虫の特徴は?」と問いかけると、小学2年の男の子が「足が6本、頭と胸と胴に分かれている」と正解。おーっと感嘆の声とともに拍手!

公園の一角の菖蒲園ではハナショウブの盛り。アヤメとの違いを写真で説明しまし た。折しもホトトギスが間近で鳴き出すと別の講師が「あの鳥は別の野鳥の巣に卵を 産み付けて育てさせるのです」とすかさず解説。
1時間余りの観察会を飽きずに過ごしていただく工夫を重ねました。



今日も大盛況の観察会
ー講師陣も気合を入れて
「いずれがアヤメ、カキツバタ」
アヤメの説明です
咲きそろう
「ショウブ園」まえで解説
カップレンズでホタルの観察
Photo by Kawakubo



定例活動報告
  ~第8回通常総会を開催~ 

〇日時: 平成25(2013)年5月26日 10:00~13:45 
〇天候: 晴れ
〇場所: 緑区市民活動支援センター、四季の森公園ワークセンター

〇活動概況
四季の森里山研究会はこの日、年1回の通常総会を開きました。  
これまでの1年間、活動してきた事の詳細な報告がなされ承認されました。



平成25年度も里山保全を活動の基本にすえて、より親しまれる自然観察会を目指 す事、小学校と一層連携を密にして授業に協力する事など、里研はこれまでどおり 地域と深く関った活動を進めてゆく事を改めて確認しました。

午後は通常の活動日のとおり、公園のワークセンターに戻り、資材の整理や会員が中心になって進めた地域活動の実際などを勉強しました。


通常総会 熱心な討議
第八回・里研通常総会 予算・決算、活動計画など、承認・決定
Photo by Kawakubo



定例活動報告
 ~雑木林に輝く野草たち、
   小さくても精いっぱい咲いています~


〇日時: 平成25(2013)年5月12日(日) 9:00~17:00
〇天候: 晴れ「夏近し」
〇場所: 四季の森公園・雑木林の散策路など

〇活動概況
午後1時からの自然観察会のテーマは「雑木林に輝く野草たち」。
この日は夏近しを思わせる日差しがあって、日傘をさした女性の姿も見られました。
そんな中52人もの人々が参加してくださいました。



夏を前に、命を輝かせている植物がこの日の主役です。
講師の説明を確かめようと、かがみこんでムラサキサギゴケの花びらを数えたり、見過ごしてしまいそうなムラサキシキブなどの小さな花もしっかり見ていただきました。


雑木林の散策路からは、野生蘭のギンランがすくっと立って地味な花を咲かせているのが見えました。すると講師が「この花はコナラの木につく菌類と共生するので、他の土地では育ちません」、野生のものはそこにあるからこそ価値があると言いたかったようです。

白い花を咲かせていたエゴノキの下では、「この実をすりつぶして川に流し、ウグイを気絶させて採りました」と年配の講師が昔話を披露しました。  
およそ1時間半、皆さんは最後まで熱心に観察を続けました。


午前中、私たちは下草刈り、間伐、植生調査など林の整備を行いました。

自然観察会
ツツジも詳しく観察
自然観察会
緑に包まれる「観察隊」

自然観察会
人気のお土産・里研グッズ

(終了後、参加者に配布)
里研林内の植生調査
里研作業林の手入れ、下草刈り 工作材料作り、
そして材料の虫干し
Photo by Kawakubo



特別活動報告
   ~四季の森公園まつり~
 
〇日時: 平成25(2013)年4月29日(日) 8:00~16:50
〇天候: 晴れのち曇り 爽やかな日和
〇場所: 炭焼き小屋前の里研広場

〇活動概況
四季の森公園で最大の行事「公園まつり」に、四季の森里山研究会は今年も参加して、炭焼き小屋前の広場で皆さんをお迎えしました。


大きなテントの下では会員手づくりの、針刺し、ペン立て、バランストンボ、バードコ ールなどを100円前後の手軽な価格で販売しました。

また、ドングリや小枝を使ってお好みの工作品を作ったり、キットを組み合わせて笛 を完成させたり、スギの丸太引きに挑戦したり、こまを回したり、遊びを存分に体験してもらいました。

広場の一角では草笛名人やお母さんたちのオカリナが「カエルの合唱」「夏は来ぬ」 「花は咲く」「夏の思い出」「ふるさと」などよく知られた曲を次々に演奏して、新緑がまぶしい里研広場に爽やかな音色を響かせてくれました。

里研広場を訪れてくださった大勢のみなさん、ありがとうございました。
来年の「公園まつり」にも里研は楽しい企画を用意して皆さんをお迎えします。
是 非、里研広場にいらしてください。

春まつり、里研広場の様子
草笛とオカリナの合奏 盛況のドングリ工作
丸太切り 
この日の最少年齢記録 「3歳」です
ウグイス笛 作りで
子供に還る
Photo by Hayashi & Kawakubo



定例活動報告
   ~ 明日は「公園まつり」~
 
〇日時: 平成25(2013)年4月28日(日)  9:00~15:00
〇天候: 快晴 汗ばむほど
〇場所: 四季の森公園・里山地区の散策路など

〇活動概況
翌日の「公園まつり」の準備に時間を費やしました。



会場にいらした人々に体験していただく丸太切り、作品づくりを楽しむためのドング リ工作、ウグイス笛などの資材の準備と確認。工作用の工具類や資材の確認。作品 などを展示する台も急遽整備しました。

一年ぶりに使うテントの仮組み立てをしてみました。初めは戸惑いましたが無事習 得。一部の重い機材を現場近くへ運びこみました。

早出して会場整備をする人、機材を運ぶ人、工作担当、工芸品の販売を受け持つ人など、それぞれの役割も決まっています。

会場では会員手づくりのアクセサリーなどを一個100円前後で販売します。

あとは、好ましいお天気と、大勢の方が里研広場にいらして下さるのを待つだけ。 里研広場は今年も炭焼き小屋前の広場です。



定例活動報告
  ~大活況の自然観察会~
 
〇日時: 平成25(2013)年4月14日(日) 9:00~15:00
〇天候: 晴れのち曇り 風強し
〇場所: 四季の森公園・里山地区の散策路など

〇活動概況
午後1時からの自然観察会は「四季の森公園の春を楽しむ~雑木林に見る花 達~」がテーマでした。新緑が眩しいほどに輝きを増していますが、今回も 風が強く、帽子を飛ばされないように用心しなければなりませんでした。



そんな日ではありましたが、支援の里研会員も含めると90人を超える人が 参加してくださり、通路がいっぱいになるほどでした。

ネコヤナギの穂を大きくしたように見えるウワミズザクラの花を間近で観察 したり、ユーモアのある植物の暮らしについて解説したり、更には、葉桜に なったヤマザクラの前で「櫻という字は中国ではユスラウメを指すのです」 などと文字の解説もあって、今回も幅広い話題を提供しました。

これより先、午前中は、2週間後に近づいた「公園まつり」のために、ドン グリ、マツカサ、モミジバフウなど材料の整理と確認に精を出しました。 「公園まつり」は今月29日です。炭焼き小屋前の里研会場へ是非いらして ください。


お祭り準備作業、盛りだくさん
倉庫整理、資材点検 お祭り案内板、整理
クラフト材料・ドングリ沢山 多数の「来客」に備えてシート洗い
「三人力」、伐木の整理 新緑に包まれた「観察会」盛況
サクラの「文字」の歴史解説
Photo by Kawakubo