定例活動報告
  ~公園まつりに向けて~
 
〇日時:平成23(2011)年3月27日(日) 9:00~15:30
〇天候:晴れのち曇り
〇場所:ワークセンターなど

〇活動状況
「公園まつり」は4月29日(祝)に行われることが決まりました。 今年のまつりは3月11日の大震災で被害に遭われた方々への応援の思いをこめて実施されます。

私たち四季の森里山研究会は、例年どおり、炭焼き小屋前に「里研ひろば」を設けて、手作り品の販売を行いますが、今年はこの売上金のすべてを震災義捐金としてお送りすることを決めました。

もちろん、いつものようにドングリ工作や体験丸太切りなど、お子さんと一緒に楽しめるいろいろなコーナーもあります。

今日は、まつり当日の工作コーナーで使う、ドングリやモミジバフウの実などを準備しました。4月29日には大勢の方が「里研ひろば」を訪れてくださるものと期待しています。
昨年の公園まつり-丸太切り 昨年の公園まつり-ドングリ工作
昨年の公園まつり-竹笛工作
 
…他にもいろいろやっております。
昨年の公園まつり
会員作品販売コーナー
Photo by Hayashi


定例活動報告
  ~サクラを植樹~
 
〇日時:平成23(2011)年3月13日(日) 9:00~14:50
〇天候:快晴 午後から気温上がる
〇場所:サクラの谷、ワークセンターなど

〇活動状況
第2日曜日の午後1時、いつもどおり里研の自然観察会が四季の森公園で行われました。大きな災害の直後でしたので、冒頭、犠牲者に黙祷を捧げました。

今回の自然観察会は「サクラ」がテーマです。

まだ、カンヒザクラなど早咲きの数本しか花を付けていませんでしたが、宇宙に滞在したサクラの種が日本に帰ってから、思いがけない成長ぶりを見せているなど、サクラにまつわるエピソードも交えて内容が豊かなサク ラ観察会でした。

最後はこの日の目玉、サクラの谷での植樹。
公園が用意したギョイコウ、シキザクラ、シロタエなど10本のサクラの苗木を自然観察会に参加した方々が植樹しました。数年、数十年後、ここはサクラの森になっているかもしれません。


午前中、私たちは公園の中で今後整備する地域の現況を調査しました。
東北関東大地震犠牲者への黙祷 園内桜エリアでの自然観察
自然観察参加者と念願の桜植樹
新里研研究林の現況調査
Photo by Hayashi


定例活動報告
  ~森林整備の成果を発表~
 
〇日時:平成23(2011)年2月27日(日) 10:00~16:00
〇天候:晴れ
〇場所:公園会議室、ワークセンター

〇活動状況
午後、「四季の森公園 動植物調査研究発表会」が公園会議室で開かれました。  
私たち四季の森里山研究会からは、植生調査を主導してきた、かながわ森林インストラクターの宮下修一が「里山の自然と人との関わり」と題して発表しました。


このなかで、シラカシが密生して暗かった森が、間伐作業により明るくなり、雑木林が再生しつつあると推測できる。本来自生しているはずの野生草花のシュンラン、チゴユリ、エビネなどが間伐した区域で確認できたと報告しました。里研の作業が豊かな林のために役立っていると分かる研究発表でした。

このほか、横浜国大の斎藤昌幸氏は監視カメラがとらえた、横浜市内のハクビシンの分布など、興味深い研究成果を発表しました。

午前中、私たちは3月12日(土)に予定されている、緑区の「みどり~むまつり」に向けて、ドングリを干したり、小枝を切ったりと工作材料の準備をしました。
公園内動植物調査研究発表会
「里山の自然と人とのかかわり」
・・間伐、下草刈りのもたらす効果など

公園内動植物調査研究発表会
「都市化と哺乳類の分布」
・・ハクビシン、,狸などは当公園内にも

みどりーむまつり、公園まつりに向けて準備-1
みどりーむまつり、公園まつりに向けて準備-2
Photo by Hayashi


定例活動報告
  ~野鳥をじっくり観察~
 
〇日時:平成23(2011)年2月13日(日) 9:00~15:25
〇天候:風の無い快晴、まだ寒い日
〇場所:葦原周辺の園路

〇活動状況
野鳥を観察するのがこの日のテーマです。なんと71人もの人が参加、私どもで10台の双眼鏡を用意しましたが、半数近い方が双眼鏡を持参なさいました。
風もなくよく晴れていましたので、野鳥の観察には最適な日でした。


歩き始めてすぐ、池の中にカルガモ、マガモを見つけて、潜るカモと潜れないカモの違いを解説。頭のすぐ上の枝に、じっと座り込んでいたキジバトをしげしげと観察。

少し離れたところにいた、ルリビタキ、ジョウビタキ、シジュウカラなどを観察していると藪から大きな鳥が飛び出してビックリ、ノスリでした。
はるか高空でゆったりと旋回するオオタカらしい影も見られました。


羽根の標本をお見せしたり、図鑑を用意して色や形をしっかり確認してもらいました。  
この日、観察できた野鳥はヤマガラ、メジロなどを含めると10数種になりました。


また、百人一首に詠まれた鳥についての解説も交えて、観察会に味付けをしました。

私たちは自然観察会のほか、この日は午前、午後に、これからの催し物に備えて、材料の準備をしました。
好天ながら寒い中、71名ものご参加 鳥を見るための
双眼鏡の使い方説明
十数種類の鳥たちを観察 百人一首に詠まれた鳥たちの話
Photo by Hayashi


特別活動報告
  ~親子で楽しんだアロマ教室~
 
〇日時:平成23(2011)年1月29日(土) 13:00~15:30
〇天候:晴れたが雲も多く、やはり寒い
〇場所:緑区地域子育て支援拠点「いっぽ」

〇活動状況
子育て奮闘中の若いお母さんたちに、アロマテラピーによって心身をリフレッシュしてもらおうと、里研が「いっぽ」でアロマ教室を開きました。  
講師はアロマテラピーインストラクターの資格を持つ里研会員が務めました。


集まったお母さんは11人。早速、精油(ラベンダー、ティートリーなど)を垂らしたお湯に手を浸したり、手のひらに希釈した精油をつけて、お互いにマッサージするリラックストリートメントなどを体験しました。
爽やかな精油の香りに包まれたお母さんたちは、スキンシップ効果もあって、うちとけて講座を楽しんでくれました。


一方、お母さんについてきた子供は、7か月~7歳まで11人。  
お母さんたちが安心して受講できるよう、同じ室内で、男性の里研会員5人が全力で「子守」に取り組みました。


最後にハーブティを試飲(ローズヒップとハイビスカスのブレンド)して……ほんとにユッタリ。
この日の講座は、皆さん笑顔のうちに終了できました。

アロマ講座・開講
里研会員アロマテラピーインストラクター
ハンドトリートメント、まず「温浴」
子守(7ヶ月から7歳まで11人)
男性会員が担当
Photo by Kawakubo


定例活動報告
  ~公園の巨木調査に協力~
 
〇日時:平成23年(2011)1月23日(日) 10:00~15:00
〇天候:晴れ
〇場所:四季の森公園一帯

〇活動概要
四季の森公園には、里山に特徴的なヤマザクラ、エノキ、シラカシ、ケヤキ、コナラ、クヌギ、ムクノキといった樹木があります。公園管理事務所では、公園の中に大きな木がどのくらいあるか詳しく調べることになり、私たち里研のメンバーが調査に協力しました。

巨木は、地上から1・3メートルのところで幹の周りが3メートル以上の樹木とされています。調査には、里研メンバー11人のほかに公募で参加した2人市民の方も加わり、2~3人が6つの班に分かれて管理事務所があらかじめ見当をつけておいた「巨木」候補に一本ずつ巻尺を当てデータをとりました。

四季の森公園には、切り株の後から複数の幹が伸びて成長した株立ちのヤマザクラの大木が何本もあって春には多くの人が花見に訪れます。
今度の調査では株立ちの幹の合計周囲が10メートルを超えようかという大株も確認されました。調査結果は、管理事務所が近く正式データとしてまとめることにしていますが、四季の森公園が巨木・山桜の宝庫であることが実証されそうです。今年の花見が楽しみですね。

公園内の巨木調査
「冬枯れ」の不動の滝
ー浅い滝壺がさら浅く
Photo by Ueno & Hayashi


定例活動報告
  ~工夫がいっぱいの自然観察会~
 
〇日時:23(2011)年1月9日(日) 9:00~15:45
〇天候:穏やかな快晴
〇場所:葦原周辺からピクニック広場、ワークセンターなど

〇活動概要
新年最初の活動日でしたので、私たちは山始めの儀を執り行いました。
四季の森公園内でふだん作業している地域にある大きなヤマザクラの前に手づく りの垂(しで)を飾り米などを供えて、山の恵みに感謝し作業の安全を祈願しました。


午後1時からの自然観察会は「冬の雑木林」。   
今は花もほとんど無く、葉を落とした木が目立ちます。こんな時期は講師の工夫の見せどころです。一人は自宅から香りのいい、ソシンロウバイとマンゲツロウバイ の小枝を持ってきました。樹木の冬芽の拡大写真を見せた講師もいます。   
お土産には縁起のいいカネフエル(カラスウリ)など植物の種を用意しました。


初めて参加したご夫婦は、「冬の枝を初めてじっくり見ました。また来たい」とうれしい感想を聞かせてくださいました。

次回の自然観察会は2月13日 午後1時から。「里山の野鳥」がテーマです。大勢の方々のご参加をお待ちしています。
山始め、安全を祈願 自然観察会は大盛況
ロウバイがいい香り 初仕事を終えて
Photo by Shimoda


定例活動報告
  ~盛況の自然観察会~
 
〇平成22(2010)年12月12日(日) 9:00~15:00
〇天候:快晴
〇場所:葦原の周りの散策路など

〇活動概要
午前中、私たちは林の中の倒木を処理しました。倒木は最大径40センチの三本の幹からなるウワミズザクラ、11月の強風で根元から倒伏したものと思われます。周囲の樹木を傷めないように1時間余りかけて慎重に作業を進め、最後はロープを使って主幹をかかり木から引きおろし、幹と枝を鋸で切り分けました。

午後1時からの今年最後の自然観察会、テーマは「植物の冬支度」。
参加した方々はこの時期では最大規模の32人。 早くもロウバイが花をつけ始めた初冬の公園内の散策路を歩きました。


「タンポポの中には地下1メートル余りまで根をのばして冬を越すものもある」。 「落葉は常緑樹も例外ではなく、クスは初夏一斉に葉を落とし新芽と交替する」など講師の説明にうなずいていました。

リピーターが半数を占める中、「横須賀から電車を乗り継いで初めて来た甲斐があった」とおっしゃる二人連れの女性もいて嬉しい手ごたえを感じた今年最後の観察会でした。

今年1年、ご参加くださってありがとうございました。来年の自然観察会は1月9日、午後1時からです。お友達もお誘いください。「冬の雑木林」についてお話しいたします。 みなさん、どうぞよいお年を!
倒木処理作業
ウワミズザクラの倒木
倒木処理作業
周囲の樹木を傷めないように
自然観察会
リピ-ターに加え遠隔地からの参加も
自然観察会
豊な森の下で樹林気功も
Photo by Hayashi


特別活動報告
  ~森の香りでリフレッシュ~
 
〇平成22(2010)年11月28日(日) 13:00~14:30
〇天候:晴れ
〇場所:四季の森公園の森、ビジターセンター

〇活動状況
里研は四季の森公園との共催で年に数回、健康講座や教養講座を開いています。
この日のテーマは「森のアロマでパワーアップ!」。熟年の男性も含めて19人が参加。
里研会員で森林セラピストの時田愉季子講師の指導を受けました。


前半は、ハーブティを試飲しながら、植物から抽出した精油の効果、森林浴が疲労回復や免疫力の向上に効果があることなどの話を聞きました。また、数種類の精油の香りを体験し、ヒノキやユズの精油でバスソルト(入浴剤)を作りました。

後半は外に出て、秋の色になった景色を楽しみながら散策。森に入って木に触れ、寄りかかって瞑想。さらに、きれいに色づいた落ち葉を拾い、地面に寝転んで、森の空気、音匂いなど、「五感」を意識して森を感じる体験をしました。  
参加した方々から「森の新しい楽しみ方を知ることができて、とてもよかった」などの感想をいただきました。

森林浴が疲労回復や免疫力の向上に
地面に寝転んで、森を「五感」で感じる
Photo by Kitamura & Ueno


定例活動報告
  ~紅葉の中をゆっくり散策~
 
〇平成22(2010)年11月14日(日) 9:00~15:15
〇天候:曇り
〇場所:四季の森公園の散策路など

〇活動状況
第一日曜日の午後1時からは、四季の森里山研究会の自然観察会です。
この日の主題は「色づく里山」。なぜ黄葉、紅葉するの?という疑問に里研会員講師の神奈川インストラクターが丁寧に説明しました。中にはアントシアニンなどの聞き慣れない言葉もありましたが、参加した人は熱心にメモを取っていました。


やや肌寒い天候にもかかわらず参加者は20人。初めて自然観察会に参加した中年の男性が活発に話しに加わり、今までにない雰囲気がありました。
講師も軽快な口調で解説し、紅葉の森を楽しく散策できた観察会でした。


午前中は、私たちが植生調査をしているエリアで林床の変化などを丹念に見て回りました。
自然観察会
紅葉の森を楽しく散策
植生調査エリアの丹念調査
秋を彩る『アントシアニン』などの働き 植生調査エリアに自生の
「百両(本名カラタチバナ)」
Photo by Kawakubo & Hayashi


特別活動報告
  ~里山遊びを楽しむ~
 
〇平成22(2010)年11月13日(土) 10:00~12:00
〇天候:晴れ
〇場所:翠陵中学・高等学校グラウンド

〇活動状況
里研は緑区三保町にある翠陵中学・高等学校で、若葉台・霧が丘地域学校連合「学びのまち」創造プロジェクトが主催した、親子ふれあい自然教室に協力して、子供たちが里山の素材を使った工作や里山遊びを体験するお手伝いをしました。

今年4回目の自然教室には、近くの宮根少年野球部の小学生を中心に地域の子供たち、それに都筑区にあるドイツ学園の小学生の家族など、合わせて約60人が参加しました。

芝生の会場では、子供たちが鋸を手にして丸太切りに挑戦したり、 工作コーナーで、しゅろバッタ、どんぐりアート、折り紙などの作品づくりに夢中になっていました。

初めは一歩下がって様子を見ていた子供たちの父母やドイツ人の家族も、いつの間にか工作や里山遊びの輪に加わり、子供たちと一緒に童心にかえって小春日和の午前の時間を楽しんでいました。
仲良く頑張る丸太伐り
人気のドングリ工作・
ドイツ学校の母子も取り組む
難しいシュロバッタ作り・
指導も大変

Photo by Kawakubo


特別活動報告
  ~森林体験公開講座に協力~
 
〇平成22(2010)年11月6日(土) 9:00~15:30
〇天候:快晴
〇場所:横浜創英短期大学キャンパス、新治市民の森、
     旧奥津邸・里山交流センター

〇活動状況
四季の森里山研究会は創英短大看護学科が行った公開講座「森林ウオーキング、里山自然観察とリラクゼーション」に協力して指導に当たりました。  
参加したのは公募に応じた一般市民など57人です。


血圧・唾液アミラーゼなどを測定した後、歩き始め、ほぼ半日の森林浴を終えた頃には、多くの人が「若返った」表情を見せてくれました。

特に、木漏れ日の雑木林の中で、大地に横たわって「森の精気」を全身に浴びる体験では、それぞれに強い印象を受けた様子でした。

短大キャンパスに戻ったところで、里研は暖かいハーブティの サービスと「フクロウストラップ」をプレゼント。
皆さんが大変喜んでくださり、里研メンバーとしても楽しい活動日でした。

「さあ出発・快晴の里山散歩」
「森林浴体験」
大地に横たわって

Photo by Kawakubo


定例活動報告
  ~植生調査継続中~
 
〇日時:平成22(2010)年10月24日(日) 10:00~14:10
〇天候:曇り
〇場所:四季の森公園の林 ワークセンター

〇活動状況
四季の森公園のある一定の区画で私たちは植生調査をしています。  
間伐したことなどによって、その区画にどのような変化が表れるかを 継続して調べようとしているのです。
この日も、温度、湿度、照度などを測定しました。
既に、実を付けている植物もあって、確実に季節の移ろいが感じられました。


別のグループは、イベントで使う工作の材料づくりに取り組みました。  
マテバシイのドングリにペイントしたり、クヌギのドングリに爪楊枝の芯を付けたり、カビの発生を防ぐために材料に風を通したりしました。

調査区内の植生管理-1
調査区内の植生管理-2
Photo by Miyashita


特別活動報告
  ~森の台小学校の環境授業~
 
〇日時:平成22(2010)年10月14日(木)・18日(月) 9:00~11:30
〇天候:両日とも好天
〇場所:四季の森公園のビジターセンター・ワークセンター ・自然観察路

〇活動状況
私たちは四季の森公園に近い小学校などを対象に自然の恵みやその大切さを体験してもらう「環境授業」を続けています。 今回は森の台小学校の5年生171人が2回に分かれて授業を受けました。

授業の内容は、公園内の秋を見つける自然観察会、私たちの会員の「かながわ森林インストラクター」が指導しました。そして、工作の材料にするための丸太切りと、木の実や小枝を使ったドングリ工作です。

多くの子は鋸を使った経験がありましたが、シラカシの丸太を切るのは簡単ではなかったようです。

出来上がったドングリ工作は一つとして同じ物はなく、それぞれに工夫を凝らした作品に仕上がりました。

元気がよく、一生懸命作品に取り組み、指導にはきちんと従う素直さが感じられるお子さんたちでした。
初めて挑戦
丸太切り
丸太切りの台木を使って
ドングリ工作
素晴らしい作品続出!
ドングリ工作
自然観察会-1 自然観察会-2
Photo by Hayashi


定例活動報告
  ~クイズもある自然観察会~
 
〇日時:平成22(2010)年10月10日(日) 9:00~15:15
〇天候:雨のち曇り
〇場所:四季の森公園の散策路 ワークセンター

〇活動状況
朝まで降っていた雨で、参加者があるかと心配しましたが、午後には薄日も差し、熱心な自然観察会ファンが集まってくださり、無事スタート。

今回の主題は「実りの秋」。まず、左に「花」、右に「実」が写った7種類の植物が示された資料が渡され、同じ植物を結ぶクイズから始まりました。
花と実の両方を知っている植物は意外に少なく、苦戦している人が多かったようです。


植物はどんな方法で種を遠くまで運ぶのか。クルミの殻で食べた動物が分かる。
日本にある22種類のドングリの見分け方など、実物やイラストを使って分かりやすくお話ししました。


参加者は24人といつもより少なめでしたが、質問が幾つも出て、充実した自然観察会になりました。次回は11月14日 午後1時から「色づく里山」がテーマです。

午前中、私たちは間近に迫った小学校の環境授業で使う工作材料のドングリ、モミジバフウ、オオバヤシャブシなどの準備をしました。
お子さんたちが独創的な作品を仕上げて喜んでくれることを期待しながら。

クイズでスタート自然観察会 植物ごとに違う自分の種の撒き方
小学校環境授業を控え、人気のドングリ工作資材準備
1000個のドングリに顔 一心不乱のドングリ洗い
Photo by Osabe


定例活動報告
  ~資材づくりが大事です~
 
〇日時:平成22(2010)年9月26日(日) 10:00~15:10
〇天候:晴れ、さわやかな秋の風
〇場所:四季の森公園の林 ワークセンター

〇活動状況
数日前の猛暑が信じられないくらい、さわやかな風と秋晴れの日になりました。

私たちは、近くの小学校などの環境授業を指導していますが、その工作で使う資材を準備するのは一仕事です。家の近くで拾ってきたドングリやモミジバフウの実を加工したり、置物の台木を切りだしたりするのです。
この日は、皆で手分けして資材を整えましたが、中には家に持ち帰って作業する熱心な会員もいます。


こうした材料を使って、子どもたちが傑作を作ってくれることを期待しています。

秋の園内(彼岸花) 枯れ木の整理
ドングリ工作準備ー1 ドングリ工作準備ー2
Photo by Hayashi


特別活動報告
  ~上白根小学校の環境授業~
 
〇日時:平成22(2010)年9月15日(水)・曇り、21日(火)・晴れ
〇天候:両日とも真夏日
〇場所:四季の森公園ビジターセンター・園内自然観察路など

〇活動状況
上白根小学校の環境授業を私たちが指導しました。
参加したのは3年生、4クラス、合わせて116人。
一日2クラス、2回に分けて行いました。


授業は公園内の自然観察と、自然の材料を使った置物づくり。
自然観察は10数人が一組になり、それぞれに会員の森林インストラクターがついて、公園内を歩き、虫の音に聞き耳を立てたり、夏から秋への植物の移り変わりを観察しました。


置物づくりは、スギやヒノキの丸太を鋸でひいて、置物の台を作り、その上にドングリや木の枝を飾って、それぞれに「私のが一番」の作品を仕上げました。  
鋸を使うのは初めての子もいましたが、誰も弱音は吐きませんでした。


環境授業はこれまでも数多く実施していますが、今回も怪我などはなく、 全員が大事な作品をお土産にして、学校に戻りました。
「天候判断」で日程に一部変更がありましたが、子どもたちの元気な笑顔を見せてもらって私たちは満足でした。

授業始め 丸太切り
ドングリ工作 傑作集
Photo by Hayashi


定例活動報告
   ~暑さの中にも秋の気配が…~
 

〇日時:平成22(2010)年9月12日(日) 9:00~14:50
〇天候:晴れ、33度の真夏日
〇場所:四季の森公園遊歩コース ワークセンターなど

○活動状況
今回は録音した虫の声を聞いていただきました。テレビの前を離れて、涼しい風が出てきたら、外で耳を澄ませてみてはいかがでしょう。

また、あらかじめ採集したバッタを虫籠に入れてじっくり観察してもらいました。 私たち四季の森里山研究会では、皆さんからの声も参考にしながら、これからも楽しい自然観察会を目指して研究してまいります。

私たちはこの日、自然観察会のほかに、公園内の、あるエリアの植生調査をしたり、下草を刈ったり、近々予定されている小学校の環境授業に備えて材料を整えたり、しっかり汗をかいてしまいました。

「里山植生調査」
ー来年一月、調査結果発表予定ですー

「下草刈も汗だく」

暑さの中にも秋の気配
「自然観察会」

秋の環境教育「工作教室」の準備

Photo by Kawakubo & Hayashi



定例活動報告
   ~森の空調効果を体感した観察会~

日時:平成22(2010)年8月8日(日) 9:00~15:30
天候:曇り
場所:四季の森公園遊歩コース ワークセンターなど


〇活動状況

自然観察会は「真夏の森林」がテーマ。曇天とはいえ遊歩道脇の温度計は34度を記録。 猛暑の観察会となりましたが、小学生をまじえた家族など30人が参加。

森の中に入ると気温は6度も低い28度に下がり、参加者は講師の説明する森の空調効果に納得。40代の男性からは「大変有意義でした。次は子どもをつれて参加したい」と感謝の言葉をいただきました。

今年の春から本格的に取り組んでいる公園内の植生調査について中間報告が行われました。
報告によると里研が平成16年から取り組んできたシラカシ間伐を中心とした整備活動によって林の中が明るくなり、下草層の中に神奈川県の絶滅危惧種に指定されているエビネが確認されるなどの効果が確認されました。


一方、間伐後の管理が及ばないシラカシの伐採株から萌芽したヒコバエが目立つようになっている現状や、自生植物の出現を促す落ち葉掻きの必要性など今後へ向けた課題も指摘されました。

今日も盛況、自然観察会
・・・ミソハギも花盛り
「里研植生調査」中間報告
・・・宮下主任研究員
Photo by Kawakubo


特別活動報告
   ~工作は自然の材料で~

日時:平成22(2010)年8月1日(日) 14:00~16:00  
天候:晴れ 
場所:サザンヒルズ竹山自治会コミュニティセンター


〇活動状況
四季の森里山研究会では、四季の森公園での作業のほか、 近隣の学校・グループなどの要請にも応えて活動しています。

今回は、サザンヒルズ竹山自治会の「夏休み子供工作教室」を指導しました。 参加者したのは、小学生25人と大人5人。

木の実を使った置物のほか、写真立てなどの工作を、里研のベテラン指導員が丁寧に、そして優しくお教えしました。

ドングリも木によって大きさや形が違う事など、人と自然との関わりについてもお話ししました。
子供たちはゲームでは味わえない自然の材料をいかす工作の面白さも理解してくれたようでした。
楽しんでもらえた自然材料工作 見事な作品ドングリ工作

Photo by Tsunoda



特別活動報告
   ~夏休みクラフト教室大賑わい~

日時:平成22(2010)年7月25日(日) 10:00~15:00
天候:この日も晴れ、暑い!! 
場所:四季の森公園の会議室、林など


〇活動状況
私たちは年に数回、公園事務所と一緒に講座を開いています。 この日は午後1時から、今年度の初回、「夏休みクラフト教室」を開きました。

夏休み最初の日曜日だった事もあり、50人近い親子が参加してくれました。 ドングリ、木切れ、木の実などの材料を使って、思い思いの置物を作りました。

小学校前の子も、お父さんやお母さんの手を借りて頑張りました。 出来あがったときの何とも言えない表情を見て、私たちも思わず笑顔になります。

どの子も出来上がった作品を大事そうに抱え、「ありがとうございました」と元気な挨拶をして帰りました。

里研では四季の森公園の一部の地域で植生調査をしていますが、 この日は午前中に、調査区域を地図の上に落とす測量をしました。 風もなく、非常に蒸し暑い中、汗びっしょりの作業になりました。
大賑わいの夏休みクラフト教室 かわいい幼児も超熱心、将来が楽しみ!
植生調査エリアの測量

Photo by Hayashi



定例活動報告
   ~自然観察会に新講師登場~

日時:平成22(2010)年7月11日(日) 9:00~15:10
天候:曇り時々小雨 
場所:葦原周辺路・ピクニック広場、里研、ワークセンター


〇活動状況
 何時ものように第2日曜日の午後1時から自然観察会を行いました。
 雨が心配されましたが、ポツリと落ちてくる程度で済みました。


今回のテーマは「森林浴で心と体が癒されます!」
スギが多い林の中で、森の気をいっぱい吸い込む「樹林気功」で体をほぐしたり、 聴診器を使って、樹木の中に水が流れる音を聴き取ろうとしたりしました。


樹木は自らを守るための物質を発散させて周りに草などが生えるのを抑制している。 嫌う人もいるけれど、木の匂いは体に良い効果をもたらす、などの解説を興味深そうに聴いてくださいました。

この日、自然観察会の講師として私たちの仲間2人が初登場しました。
皆さんの評価を参考にしながら、より分かりやすく、ためになる、楽しい観察会にしようと私たちは努めています。
「里研のぼり」をたてて行く、
自然観察会
森林セラピー指導
植生調査:今後の取り組み方針相談
Photo by Kawakubo & Ueno


特別活動報告
   ~公開講座に協力~

日時:平成22年(2010)7月10日(土) 9:00~15:00
天候:晴れ
場所:創英短期大学と新治市民の森


活動状況
創英短大・看護学科が主催した今年度1回目の公開講座「森林療法の効能」に、里研は講師を派遣して協力しました。

参加した約40人は、まず健康測定(唾液アミラーゼ・体温・血中酸素濃度・脈拍・血圧)をした後、3班に分かれて新治市民の森を自然観察しながら散策しました。

途中では、シラカシの巨木に聴診器を当て、導管を通る水の音が聞こうとしたり、気に入った樹木に寄り掛かって瞑想体験したり、風が通る明るい広葉樹林の中で寝転び、しばし「森の癒やし」を体験したりしました。

「森林セラピーとアロマテラピー」のお話や「森の香りのウッドチップサシェ」のお土産もあり、どなたも大層満足された様子。

前年度の当公開講座の健康測定数値が発表され、森の自然に触れることによる(いやし効果)が多いにあることを改めて実感できました。
やさしい自然に抱かれて-1 やさしい自然に抱かれて-2

Photo by Tsunoda



定例活動報告
  ~通常総会~
                           
平成22(2010)年6月27日(日)  10:00~15:00
天候:曇り時々弱い雨
場所:緑区市民活動支援センター、四季の森公園の林 様
                         
活動状況
四季の森里山研究会は5回目の通常総会を開きました。
ここでは、自然観察会や小学校の環境授業などを継続するほか、公園内の植生調査を行う事などを決め、これからも四季の森公園を活動の拠点にして、 貴重な里山の環境を守り、その大切さを地域の方々や次代を担う子供たちに
理解してもらう活動を行っていく事など確認しました。


これより先、午前中は公園内の林で植生調査を行いました。
区域内の温度、湿度、風速、照度を記録し、どのような植物がどのように 生えているかを調べて、写真を撮りました。
いずれ皆さまにも調査結果をお伝えする機会を持ちたいと計画しています。
熱心な討議--通常総会 オカトラノオ--群生の中の一輪
Photo by Tsunoda & Miyashita


定例活動報告
  ~自然観察会で新しい工夫

平成22(2010)年6月13日(日)  9:00~15:00
天候:曇り
場所:葦原周辺の散策路など
                         
活動状況
梅雨入り間近ながら、60人近い人が参加なさり2班に分かれての自然観察会になりました。

この日のテーマは[ホタルを育む里山]。生きたホタルの幼虫を水の入った容器に入れて見てもらいながら、ホタルの生態などをお話ししました。もちろん、解説が終わってから幼虫は流れに放しました。

自然観察会の資料はA4版の大きさですが、この日は、それを二つ折りしたものをお渡ししました。持ちやすく、メモも取りやすいのではと工夫したのです。お陰さまで大好評でした。

四季の森公園ではハナショウブの真っ盛り。涼しげな花を観賞しながら、アヤメ、カキツバタとの違いなどの解説もありました。

これより先、午前中、私たちは林に入り倒木の整理などをしました。梅雨に入ると森林作業はなかなか、はかどらなくなります。
最後までお付き合いいただき
有難うございました
ホタルが見られるのはこの辺り
Photo by Inabe & Ueno


定例活動報告
   ~雨の公園は新緑が独占~

平成22(2010)年5月23日(日)  10:00~13:15
天候:雨
場所:ワークセンター

活動状況
この日は「全国植樹祭」の日。里研メンバーの多くがそちらに参加しました。

残りのメンバーは神奈川県が主催する「水源林涵養キャンペーン」に提供する工作品の素材作りに当たりました。

小枝にドリルで穴をあけ、爪楊枝の心棒を取り付けました。当日は、これにドングリなどを 飾り付けて工作品として完成させてもらいます。

雨の日曜日、人影はなく新緑が公園を一人占めしていました。
ベテラン工作人 雨の公園は新緑が独占
Photo by Inabe


特別活動報告
   ~公園まつり「里研林間広場」大盛況
 

○日時:平成22(2010)年4月29日(木・昭和の日)8:00~17:30
○天候:晴れ、昼前まで風強く通り雨も… 煌めく若緑が美しい
○場所:四季の森公園(炭焼小屋前、里研テント・林間広場)

○活動概要
四季の森公園最大の催し「公園まつり」に里研は今年も参加しました。
若葉が煌めく好天に恵まれ、今年の来園者は3万人(公園管理事務所発表)去年の1.4倍もの人が訪れました。


炭焼き小屋前の里研林間広場にも途切れることなく人々が訪ねてくれました。  
ドングリ工作、こま回し、丸太切りなど、親・子・孫・友達同士が一緒に楽しめる、体験・参加型のコーナーが充実していたことが好評でした。


うぐいす笛工作キット、ふくろうストラップなどは会員が夜なべして作り、100円程度で提供しましたが、早々に無くなってしまい惜しまれました。

会友の松永昭光さんは、屋外ステージや里研会場で草笛を披露して聴衆を魅了したほか、同じく会友・米本 力さんの「だるま落とし」「こま回し」コーナーは、子供に還った大人も交えて、終日歓声が絶えませんでした。

里研会員は8:00から設営にかかり、会場を整理し終えたのは17:00過ぎでした。
里研では、家族や友達との楽しい体験を提供できるよう、これからも工夫を重ねていきます


里研会場を訪れてくださった皆さん、ありがとうございました。
来年も里研会場でお待ちしています。

大盛況の里研広場

結構決まっているでしょ。
(丸太切り)

こうやって見たらどうかな
(ドングリ工作)

いい音が出たね(竹笛) はじめは難しいけど音が
出ると楽しいね。(草笛)

これは簡単、つぎはどうかな
(漢字クイズ)

どんなもんだい。
私も、行くわよ
(こま回し)

僕だって負けないよ
(だるま落とし)

価格も魅力
(プロ級手作り作品販売)

Photo by Ueno & Hayashi



定例活動報告
   ~一日快晴、気持ちよさそうに泳ぐこいのぼり~
 

○日時:平成222010)年425日(日)  10:0016:00
○天候:快晴
○場所:ワークセンター、四季の森公園の林(間伐、植生調査)

○活動概要
午前中は2班に分かれて、植生調査と間伐をしました。

植生調査は定めた調査コースに沿って観察し写真撮影をしました。

間伐地は白樫5本を伐採、整理しました。

午後は「公園まつり」の準備/備品の確認をしました。
また、植生調査コースの測量を引き続き実施しました。

植生調査

明るくなった間伐 エリア

快晴に誘われて

Photo by Shibuya & Hayashi



定例活動報告
   ~曇りのち雨の予報がうって変わって初夏の気候
 

○日時:平成222010)年411日(日)  9:0016:00
○天候:おおむね晴れ
○場所:ワークセンター、四季の森公園の林(間伐、植生調査)
     池~あし原湿原~ピクニック広場(自然観察会)

○活動概要
午前中は2班に分かれて、植生調査と間伐をしました。

植生調査は定めた調査コースに沿って観察し写真撮影をしました。

間伐地は山桜の花が残っていましたが下から仰ぎ見ると、まだ白樫が邪魔しているようです。
しかし全体を見ればかなり明るくすっきりした印象を受けました。


午後は「定例の自然観察会」がありました。初夏並みの好天に恵まれ総勢64人は記録的な数。テーマは「里山の芽吹き」。春爛漫の中、里山環境、尾状花序とは?、テイカカズラの名前の由来などの話を交えながらカタクリ、ニリンソウ、ウラシマソウ、ハナイカダ、ヤシャブシ、キブシ、シャガなどを4人のインストラクタ交代で解説し、みんな熱心に聞き入っていました。

最後に、頂芽、側芽の特性に沿った山菜の取り方などの話で締めくくり、恒例手づくりのアクセサリーをお土産に差し上げ、日焼けした?笑顔で解散となりました。

来月の自然観察会は5月9日13時から「新緑の里山」がテーマです。

植生調査

間伐

自然観察会

春爛漫のあし原湿原

Photo by Shibuya


特別活動報告
   ~山桜の古木を訪ねる会
 
○日時:平成22(2010)年年4月4日(日)  13:00~16:20
○天候:曇り一時弱い雨、歩くのに程よい気温。
○場所:緑区長津田の西部地域


○活動概要:
樹齢350年と伝えられる山桜を見ながら、この地域の歴史も勉強しようと会員向けに 企画した催しです。

午後1時過ぎ、東急田園都市線の「すずかけ台」駅を出発して、見晴らしのいい「旧大山道の馬の背」を通り、細い道を下るとお地蔵様がありました。
宝暦年間に念仏講の女性たちがお祀りしたものと言い、今も大事にされています。


山桜は満開で、わずかに桃色がかってほとんど白く、いかにも古木の風情がありました。胸高3メートル程、高さは10メートルもあるでしょうか。 この辺りは「林谷戸」この山桜も林さんが大事に守っています。

竹林の中の小道を抜けたり、畑の傍らを歩いたり… ふと、脇を見ると道祖神がひっそり。畑の手を休めた農家の人が「こんちは」と声をかけてくれます。

石になった平安の美男子・在原業平が祀られている「大石神社」にもお参りするなど、里山の残る風情を楽しみ、長津田地区に残る歴史遺産を訪ねた半日でした。
山桜の古木の前で 念仏講の地蔵様
心和む道祖神様 業平竹の林
photo by Watanabe & Hayashi

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