リポート   四季の森里山研究会活動報告

*日時 2006(平成18)5月14日(日) 雨のち曇り
*場所 ワークセンター、ホタル生息地ほか
*出席者 北村多津一 武本弘次 森本正信 川窪正昭 伊藤恭造
       井鍋正良 角田猛雄 那須徳義 林 高子 武本千壽 
      小久保靖世 下南葉子 小池 薫 木野内明美 原口洋一

*連絡事項
・再来週の例会は、四季の森と隣接する横浜動物の森公園で活動して
 いる「創造と森の声」グループとの連携を視野に、動物の森公園の見学
 会を計画。
・6月9日(金)都筑区南山田小学校6年生(渡部教諭担任クラス)が
 都筑区徳生(とくしょう)公園で行う自然観察会に里研から講師派遣。
 参加予定は、北村、川窪、武本、中島、草笛の松永氏も出演予定。
・6月26日(月)フェリス女学院大学・エコキャンパス見学会の日程と概要
 説明。現在参加予定者は、10名程度。
・7月21日(金)〜22日(土)武川会員が取り組んでいる「丹沢森の
 仲間たち」の丹沢合宿への協力要請があった。この野外活動には、
 町田市の学習塾の小学生・保護者40〜50名が参加する予定。

*公園まつりの総括
 4月29日に開かれた公園まつりについて以下のような感想や意見が出た。
・会場は年毎に盛況を呈し、リピーターも目立つようになった。里研の活動
 をよりアピールするために運営や展示品等に一段の工夫が求められる。
・そのためには、会員の個人的献身に負うことから脱却し、全員参加による
 役割分担と周到な準備で臨む体制を整えることが重要だ。
・今回は炭を使った工作物の評価が高かった。丸太切りはスギやヒノキなど
 木の香りに敏感に反応する子供たちの感性に応える材料選びを。
・工作物について、木の名前を尋ねる質問が多かった。材料の木の名前を
 明記した上で展示するなどの工夫は今後の課題。
・工作物の色付けをして、付加価値を高める積極的な取り組みが提案
 された一方で、元の素材をそのまま活かす配慮も大事ではないかとの
 意見も出た。
・会場での竹細工で使った小刀について、事故防止のためにも、部外の
 参加者への手ほどきにより注意を配る必要がある。

*午前中、雨で野外活動は見合わせ、倉庫の道具・備品の整理と
 点検を行った。
 
*自然観察会 天候が回復し雨もやんで、13時から実施。
  参加者は、28人(会員11人)
 解説者は、森林インストラクターの武本会員。
 まず池から出発。側頭部の赤いミドリガメの特徴について説明。
 ヤブデマリ、エビネラン、アヤメ、キブシ、クルミなど公園の初夏の草木に
 ついて、類似種との違いや、結実の形態など解説。ウツギの葉の裏に
 ある「星状毛(せいじょうもう)」の観察では、見学者に携帯顕微鏡で
 星形の微毛を観てもらい自然の造化の巧みに感嘆の声が上がった。
 公園に生息するホタルについては、ホタルの幼虫の餌になるカワニナを
 手にとって丁寧に解説し、四季の森が、里山公園としていかに貴重な
 生態系を保持しているかを参加者に強く印象づけた。
 参加者の女性の一人は「公園事務所には、アンケートで自然観察会を
 企画してほしいと、これまで何度も要望してきたので、今日参加できて
 よかった」と話していた。
 14時すぎ観察会解散。

*15時定例会終了後、6月25日(日)に予定されている里山研究会
 総会の会場となる緑区市民活動センターを下見。正式に当日の会場
 借用について手続きをとる。総会は、午前10時開会予定。
 
  以上                          文責 原口