リポート   
四季の森里山研究会活動報告

*日時   6月17日(土) 15時〜20時30分 天候 曇り時々雨
*参加者  森本、小久保、北村
*活動内容 
 「ホタル観察会」と「17万人のキャンドルナイトin緑」イベント参加
コメント
○ホタル観察会
ホタルがよく出る条件は、「曇天で蒸しむしする」「無風」「気温は高め」の三つなのだが、17日は、曇天と時折小雨が降り出す天候で、ゲンジボタルの飛遊には、絶好の条件となり、期待が高まる。

午後7時15分を過ぎ、漸くあたりが暗くなり始めたので、まずは「しょうぶの谷」へと足を運ぶ。手前の菖蒲の咲く小川の辺りで一頭が瞬き、ついで谷奥を望むと沢山のホタルが光り始めている。鑑賞者から歓声が上がった。
去年と比べ、しょうぶの谷も発生頭数が多く、まずよかったとひと安心。
ついで、サトケン研究林エリアに足を伸ばすと、この川筋も去年と同様に沢山のホタルが舞っており、しばし見惚れる。
また、我々が草刈を行ったトイレ右側奥の小川にもホタルが瞬き、草刈の効果が現れたのではと勝手な感慨にふける。きつい草刈だったサトケン林の奥も、「きっと現れているよね」と森本さんと語り合う。
・当日は「17万人のキャンドルナイトin緑」のイベントも開催されたことから、来園者数は非常に多く、遊歩道は引きもきらず、今までの最高と推測される。「ホタル」がこれだけ多くの人々をひきつける魅力とは? 改めて想う。
○「17万人のキャンドルナイトin緑」イベント

  ホタル観察会に先立ち15時過ぎに、緑区役所主催「17万人のキャンドルナイトin緑」イベ ントに参加。森本さん、小久保さんの顔がみられ、ホットする。

「廃油のローソクつくり」は横浜商科大学の学生を中心として行われ、そのお手伝いをする。「いまどきの大学生は」といった趣はなく、皆素直でマジメな態度の学生さん達で、妙に感動する。ローソクつくりには、沢山の子供たちやお母さん方も参加された。
   「キャンドルナイト」に火を灯すのは、19時からなので、しばらく間がある。暗黙のうちに中山方向へ足が向く。駅までは遠いので「コッチに何かあるかもしれない」と、連れが言う。半信反疑でくっついて行くと、何と居酒屋があるでは! 酒飲みの嗅覚には改めて脱帽。(呑み助の皆さん、次回ご案内します。)

「すこしシアワセな気分」で戻ると、キャンドルナイトに火を灯し始めていた。
公園管理事務所前の階段は、水を入れた2リットルペツトボトルにローソクを浮かべたもの、池の手前の広場は、竹を輪切りにし並べたものの中にローソクを灯している。
いっせいに火が灯るとなかなか厳かな雰囲気となり、皆、ローソクの火を静かに眺めている。・ 「廃油のローソク」もなかなかなもの。今後サトケンの工作品として加えてもいいかもしれません。 
「暗闇にうっすらとした光が飛んでいる様は何度観てもロマンチックで素晴らしく、ましてはじめてみた人は感動的だったろう」との松崎さんの話の通りだと改めて思う。
観察会も終わり公園の門を出る頃には、雨も本降りとなったので、その真直ぐに家路につきました。

(北村 )