リポート   
四季の森里山研究会活動報告

*日時 6月26日 13〜16時
*場所 フェリス女学院大学 緑園キャンパス
*参加者 青木 伊藤 川窪 北村 木野内 小久保 下南 武本(千)
       武本(弘) 角田 井鍋 以上会員
       創英高校・小坂さん 森林インストラクター・園田さん 年配の女性
       中区民協議会・栗栖さんと西村さん   合わせて16人

*内容 川窪さんが取り仕切った フェリス・エコキャンパスの見学。

    キャンパスには、梅雨の雨もほとんど上がって、緑が映える中に、
   明るいグレーで統一された、中層の建物が並んでいました。
   正門で、薄いベージュのブレザーを着た、およそ守衛さんらしくない男性が
   にこやかに出迎えてくれました。

    今時めずらしい、茶托つきの茶碗に注がれた緑茶を頂きながら、
   いかにも学生らしい語りの、学園紹介ビデオを、およそ10分見ました。
   学長の本間 慎さんは、70代半ばとは、とても思えません。
   人懐っこい感じの笑みを絶やず、情熱的で、尽きることがないと
   感じさせる話しぶりで、学内を案内してくれました。
   
    キャンパスには、普通の大学では見かけないものが、たくさんありました。
   「赤い風車のフェリス」を再現した、風力発電の風ぐるま。
   外からはのぞけないけれど、室内をやわらかく明るくする、図書館の木製カーテン。
   トケイソウなどが強い西日を遮って、壁面を覆っています。
   学生の提案で、この植物を選んだそうです。
   屋上には、太陽光発電のパネル。太陽熱温水器の太いチューブ。
   温水は体育館のシャワーに利用するとのこと。
   食堂から出た残り物の乾燥機(これを材料にした有機肥料が、お土産でした)。
   
    電力などは、学内の需要に十分ではないかもしれないけれど、
   素人が見ても分かりやすい、環境・自然を大切にした多様な設備があって、
   「エコキャンパス」の名を実効あるものにしようとする、意気込みが感じられました。
   行き会う学生たちが、学長にも私たちにも、笑顔で挨拶していきます。
   ぶすっとした顔より、にこやかな表情の若者に会う方が嬉しいものです。
    
    ひとわたり、学内を見学した後、部屋に戻って、本間さんに質問したり、
   感想を述べたりして、予定時間を超えてしまいました。
   外に出ると風が心地よく、そうか、「部屋にはエアコンが無かった」と気づきました。
                                        井鍋記す