リポート   
四季の森里山研究会活動報告
活動報告
シダ群生地の調査に参加 

日 時 4月5日(土) 10:00~12:00 晴れ 初夏の陽気
場 所 四季の森公園北西地区森林ゾーン
参加者 臼井 川窪 武田 武本(千) 武本(弘) 角田 宮下 原口 井鍋
     東京農大・鈴木 学生5人 子供2人
     横浜植物会・田中 青木 林
     公園・山本園長 井部徳男副園長(新人)
     県公園管理事務所・今村 古川    総勢24人
 
図鑑片手に                    シダの群生地             
 
ヘラシダ                      カントウタンポポの群落
カントウタンポポ

活動内容
    ○遊歩道予定地の公園の北西森林ゾーンは、周辺にシダが
   群生しているなど、貴重な場所である事が分かって学術調査をした。
   今回が2回目で、里研も協力している。
    今回は、シダ類に詳しい「横浜植物会」のメンバーも加えて林に入った。
   早速、クマワラビらしいものが見つかった。シダ類は交雑するものが多く、
   純粋なものが減り、交雑種が多いと言う。
    ベニシダ アスカイノデ アイアスカイノデ ミゾシダ オオイタチシダ
   リョウメンシダ トウゴクシダ オオハナワラビ 食べ頃のゼンマイなど、
   名前が確認され、書き留めることが出来たシダ類は14種。
    珍しいシダも見つかった。ナツノハナワラビ ヘラシダ。
   ヘラシダは、半坪ほどの所にかたまって生えていた。
   本来、岩場や斜面に見られ、林の中では珍しいと言う。
    シダ類以外にも、葦原の北面に咲く、カントウタンポポの群落は
   珍しいとされた。(普通に見られるのはセイヨウタンポポ)

    ○シダの名前を書いたメモを付けていたが、しっかりした名札を立てるなら、
     里研も出来る範囲で手伝ってはどうだろう。

    ○今回は、林の中の半径50メートルほどの範囲のシダ類を中心とした
   調査だった。素人目にも大小のシダ類が繁茂しているのが分かった。
   ほとんど、人の踏み跡のないところだから、シダも元気なのだろう。
    この群落が、どれほどの価値があるのかを知りたい。もし大事なものなら、
   遊歩道が近くを通っても、貴重な群落は維持できるのだろうか。
                                 報告は臼井+井鍋