リポート
四季の森里山研究会活動報告
定例活動報告
  ~活況の自然観察会~
             
   
〇日時 平成21(2009)年5月10日(日) 9:00~16:00
〇天気 快晴
〇場所 四季の森公園ワークセンター、四季の森公園遊歩道
〇参加者 会員合計 19名
青木、井鍋、臼井、長部、尾崎、川窪、北村、木野内、
斉藤、武本、武本(千)、 竹口、角田、時田、那須、林、
宮下、渡部、原口 
ゲスト参加:渋谷

活動概況
9:00~10:00  ~ミーティングで懸案説明~
4月19日開催された「全国みどりの愛護のつどい」で神奈川新聞が県知事 表彰を受けた団体の記事(4・28付け)を掲載。表彰を受けた23団体のトップに里研の名前があり会員で記事を回覧した。

来年神奈川県で開催予定の全国植樹祭にむけたイベントが来月四季の森公園で計画され、その日程が里研の自然観察会と鉢合わせすることが判明した。
里研の自然観察会は、年間計画の中で毎月第二日曜日に実施すると 決め、これまで地道に活動を続けてきた経緯がある。毎月の観察会は来園者にも認知されてきているだけに、今後こうした活動の重複はできるだけ避けたいとして、里研では武本理事長が公園管理者やイベントの主催団体側と話し合いを持つことになった。


6月13日(土)に予定されている創英短大看護学科の森林療法公開講座については、里研から森林インストラクターと支援メンバー合計8名が三保(新治)市民の森での自然観察会に協力する。

創英短大公開講座と同じ6月13日のやどりき水源林再生事業への参加者は、当日午前7時30分JR松田駅前に集合のこと。

10:00~11:30  ~あのヤマザクラ周辺で間伐作業~
ピクニック広場南側の里研作業林で10名が間伐作業に当たる。雑木にふさがれた窮状を里研が発見したあのヤマザクラの周辺でやぶを払い、約20本のシラカシなどを伐採。

13:00~14:45  ~活況の自然観察会~   (資料
自然観察会は若葉の季節に相応しいテーマ「食べられ薬になる草木」について角田、渡部両インストラクターが二班に分けて案内。初夏の陽気のもと参加者は66人を数える。  (里研会員15名含む)

参加者の中に芽を出したどんぐりの鉢を持ってきた小学生がいた。去年秋の観察会で配ったどんぐりがこの春芽吹いたのだと少年の目が輝いた。

“何気なしに見過ごしてきた草木がいろんな習性や薬効を持っていることを知ってとても有意義だった。”“階段状に素敵な花をつける野草にタツナミソウという名前がついていることを今日初めて教えてもらった。” “タンポポの根を煎じたタンポポコーヒーはカフェインがないので愛飲している。”などなど・・・・。
参加者からの感想や体験談も出て参加者と一緒に楽しめた観察会となった。

[観察会を終わったあと公園管理事務所で冷たいお茶を用意していただ いた。参加者はありがたくのどをうるおして散会。]


13:00~14:00  ~間伐作業用具確認と倉庫内格納棚整理~
自然観察会の時間に会員5名がワークセンターに残り、今回新規に調達した大小の鋸を含む間伐用工具の個数確認・リストアップと工具への「里研」の名前入れ、および倉庫内の里研専用棚の整理を行った。

自然観察会小委員会  ~観察会の進化にむけて検討すすむ~
午後のミーティングで今後の自然観察会の進め方について小委員会が検討した結果の中間報告が行われた。報告内容は以下の通り。

観察会への参加者が順調に増えリピーターも定着してきた状況を踏まえてテーマ選定や講師体制の充実をはかる。

年間テーマを設定するなど統一をはかる一方、テーマの重複は避ける。

講師をつとめるインストラクターは、当月当番を翌月当番が補佐して連携を強化する。

観察会は今年から雨天も実施する。会場は管理棟一角の会議室を利用させてもらう。

観察会で間伐作業など里研の実地活動を参加者に見てもらうプログラムを具体化する。

今日報告された検討結果は、6月14日の定例活動日で出席会員に諮られる予定。
(原口 記)

観察会コース「直前下見」の
当番インストラクター4人、ご苦労様
園内の「清流」に育つ「クレソン」 自然観察会検討小委員会
暑さにかかわらず
40数名の一般参加
参加者多いため
2グループに分け説明
いつもの唯君は薬用植物に
興味あり
桑の実は果実酒、木の皮は
煎じて効果
かかり木対策の有力武器ロープ 間伐で差し込み始めた陽光

photo by Kawakubo & Watanabe