リポート
四季の森里山研究会活動報告
定例活動報告
  ~多彩な内容の自然観察会
             
   
〇日時 平成21(2009)年6月14日(日)   9:00~14:30
〇天気 晴れ(うす雲のかかった)
〇場所 四季の森公園ビジターセンター、里研作業林、園内散策路
〇参加者 20名
井鍋、臼井、尾崎、長部、金森、川窪、北村、木野内、
武川、竹口、武田、武本、武本夫人、角田、時田、中島、
那須
新会員:渋谷
賛助会員:藤村夫妻

活動概況
1. ミーティング
本日は県の植樹祭のプレイベントのために、全国森林インストラクター神奈川会がワークセンターを使用のため、ミーティングは管理事務所ビジターセンターにて実施。
学校関係活動予定
緑区小学校理科教育者研究会への協力
7月8日(水) 午後3:30~5:30 インストラクター3名以上により自然観察、体験教室などのレクチャー。対象は小学校の先生がた15名。
9月15日(火) ,16日(水) 9:30~自然観察、体験教室
上白根小3年生 4クラスを対象、 一回につきインストラクター5名以上の
協力を。
雨天の場合、17日(木)、18日(金)
10月5日(月)、6日(火) 自然観察、体験教室
森の台小5年生 5クラスを対象、特に初日はインストラクター6名以上、その他の会員十数名の参加を。
雨天の場合 10月19日(月)、20日(火)
中山小、上山小は未定
「いっぽ」も未定。実施の場合、アロマも対象に?

活動報告
やどりき 水源林再生活動・・・・里研は4名参加、補植グループで。
創英短大公開講座への協力・・・・里研から7名が参加。インストラクター武川、時田会員は講師として、森林浴、アロマテラピーの講話並びに体験学習等で協力。

6月28日開催総会について
欠席者は委任状の提出を。

渋谷さん、正式に入会
これまで見学参加されていた渋谷茂さんが本日正式に里研に入会。

2. 間伐作業
白樫を中心に51本を間伐。
常緑樹に覆われ、見えにくかった山桜の大木の枝先も見え始め、来年の花見が楽しみに。


3. 自然観察会  (資料
一般参加25名余。講師陣:武川、武田+北村、時田会員

植物を中心とした自然観察に加え、森林療法の樹林気功体験、卵だけ生んで、子育ては他の鳥にさせるホトトギスなど不思議な野鳥の話、さらには当里研会員による間伐作業の現場見学などなど、多彩な内容で、参加者には印象に残る観察会であったと思われます。

予定の朴の木の花は既に散り終わっていたが、これを見るための新しい園内のコースも好評。

また、四季の森公園の樹木の年齢は、大木でも参加者の父母や、祖父母とほぼ同じ60から80年で、意外に若いこと。これは、かってここに住んでいた人々が炭焼きや住宅建築等のために樹木を伐採したあと、次の世代のために再び植樹する循環型の「里山地域」であった為であること。

さらには、戦後は住民による生活のための樹木の伐採がなくなり、里山としての循環が途絶え、そこに住む植物や動物の生態系にも大きな変化が表れており、元の里山の姿に少しでも戻すために里研も間伐作業などで努力していることの武川講師の説明に参加の皆様は少なからず感銘を受けたようでした。

4. 自然観察会のあり方、運営方針に関する協議
定例活動終了後、理事及び本件小委員会メンバーにより、協議が行われた。
(長部 記)

自然観察会の壮観 間伐ーがんばる女性会員
男性会員もがんばる間伐

photo by Kawakubo