リポート
四季の森里山研究会活動報告
定例活動報告
    ~大賑わいの年末例会~
                       
   
〇日時:平成21(2009)年12月13日(日) 9:00~16:00
〇天候:曇り 寒気強まる
〇場所:四季の森公園、ワークセンター、里山林
〇参加者: 青木、井鍋、伊藤、臼井、尾崎、上野、川窪、北村、金森、
木野内、斎藤、下田、渋谷、武本、武本(千)、武田、角田、
谷川、時田、中島、那須、林 林(高)、藤村、渡部、原口
合計 26人

活動概況
●ミーティング 9:00~10:00
今年最後の例会には、例会としては過去最高となる26人が出席。新会員として入会を表明している谷川克(かつみ)さんと上野潤二さんが紹介された。

来る年里研活動が騎虎の隆盛にむかうことを予感させる年末の例会となった。
前回定例会(11・22)以降に行われた特別活動3件(創英短大・公開講座、若葉台・霧が丘地域学校関連団体による親子ふれあい教室、いぶき野小・親子ふれあい教室)と里研から3人が参加した里山スキルアップ研修について報告された。里山スキルアップについては、安全作業について次の三点が強調された。
活動予定をたてる。
幹事役(リーダー)をおく。
作業中は笛を鳴らして仲間に指示をするルールを取り決めておく。


新年の予定として1~2月にかけて子育て支援施設(十日市場)から親子アロマテラピー講座に講師派遣の依頼あり。

冬恒例の炭焼きは、2月14日、21日、28日(いずれも日曜日)。里研では14日に参加者対象講座の講師と間伐実習を受け持つ。
 
●森林整備 10:00~11:30
 ヤマザクラの古木のある里山林で間伐。15人でシラカシを中心に大小の雑木37本、枯れ木6本を伐採。ヤマザクラの大株群がいよいよその雄姿をあらわしてきた。
 ワークセンターでは居残り組みが倉庫の片付けにあたる。
 
●自然観察会 13:00~14:30 (資料)
 渡部さんをリーダーに武田、北村、尾崎の各インストラクターが「植物・生き物の冬の過ごし方」をテーマに、春を待つ樹木の冬芽や木陰で越冬する昆虫などの姿を観察しながら説明。外気は10度そこそこの寒い午後だったが、20人を越える 市民参加者(参加者総数は42名)は最後まで熱心に受講。
 公園ではいつもは年明けに開花するロウバイがすでに満開。
 
●里研廻談 15:00~15:30
 下田さんが誰でも知っている椰子の実の歌を導入部に海流が産んだ奇譚を紹介。
 大戦末期、比島の日本人が生還を期しがたい故国への思いを託してマニラ湾に投じた椰子の実が31年後に故人のふるさと出雲の海岸に漂着した。
 そこから平家物語の「俊寛」に言及。鬼界が島で俊寛の仲間が望郷の和歌を書いて海に流した卒塔婆が厳島に流れ着いて赦免につながったというおとぎ話のような漂流譚がにわかに不思議な現実味をおびてくる。なかなかの語り口に一同感銘。
 
〇 番外編
例会は16時に閉会。場所を近くの会場に移して忘年会。里研結成以来という24人の 出席者でにぎわった。 会員の皆さんよいお年をお迎えください!
(原口 記)

倉庫の掃除 公園冬景色
観察会下準備 伐採教育
間伐作業 集合写真
photo by Hayashi