リポート
四季の森里山研究会活動報告
定例活動報告
  盛況の自然観察会・充実の納会〜 
                
〇日時:2010年12月12日 9:00〜16:00
〇天候:快晴
〇場所:ワークセンター、公園里山林
〇参加者:
井鍋、伊藤、臼井、長部、尾崎、川窪、北村、木野内、斉藤、
渋谷、武本(弘)、武本(千)、武田、谷川、時田、中島、那須、
原口、林(紀)、林(高)、松崎、宮下、渡部、賛助会員 藤村
                         合計24名

〇活動状況

*ミーティング 9:00〜10:00
長部会員より会員専用ホームページの活動記録のうち里研草創期(2004年〜2005年)の活動記録10数件に不備(欠落)があったが、創立メンバー松崎会員の協力で懸案の記録復元が半分強はできる見通しなった旨と、引き続き松崎会員をはじめ当時の関係者の協力を得て、完全復元を目指したいとの報告があった。

年明けの2月27日(日)公園ビジターセンターで「公園・動植物調査研究発表会」が予定され、宮下会員が里山研究林での間伐によって植生にどのような効果があったか調査結果を報告し、今後の保全と再生の方向性について提案する。

*森林整備 10:00〜11:30
 ピクニック広場南側の里研林で16名が倒木整理に従事。
倒木は最大径40センチの三本の幹からなるウワミズザクラ、11月の強風で根元から倒伏して傍のシラカシにかかり木になったと思われる。周囲の樹木を傷めないように1時間余りかけて慎重に作業を進める。最後はロープを使って主幹をかかり木から引きおろし、会員が分担して幹と枝を鋸で切り分ける。
 現場には里研で調達したトビ2本も登場(持ち手は武本理事長)、今年を締めくくるに相応しい力のはいった作業となった。
 
*自然観察会 13:00〜14:30
 今回のテーマは「植物の冬支度」。
案内役は松崎、北村、谷川、宮下の4人組インストラクター。
一般参加者はこの時期では最大規模の32人。早くもロウバイが花をつけ始めた初冬の里山を歩く。北村会員指導の樹林気功では参加者の表情がくつろぐ。
「タンポポの中には地下1メートル余りまで根をのばして冬を越すものもある」「落葉は常緑樹も例外ではなく、クスは初夏一斉に葉を落とし新芽と交替する」など講師の説明に周りがうなずく。
参加者からも「葉っぱが落ちるとはっぱろくじゅうし(8×8=64)で虫が来る」といった洒落が飛び出し人垣に笑い声が響いた。
リピーターが半数を占める中、「朝横須賀から電車を乗り継いで初めて来た甲斐があった」とおっしゃる二人連れの女性もあり嬉しい手ごたえを感じた今年最後の観察会だった。
 
*番外
今年の活動日程をすべて終えて四季穂で和気あいあいの忘年会。
新年は1月9日が最初の定例活動日。会のシンボルツリー山桜を囲んで山始めの式を予定。
(原口 記)

直径40センチウワミズサクラの
倒木処理作業
自然観察会 盛会
横須賀からの参加も二人あり
自然観察会
豊かな森の下で樹林気功も
忘年会(伊藤さんが乾杯の音頭)

Photo by Hayashi