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尾崎一源氏が数年前から提案していた「宿泊研修」が氏の尽力で実現した。
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28日の研修内容は次のとおり。 |
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13:00〜15:05 「里山の野鳥&日本の野鳥の現状」 |
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講師:日本野鳥の会神奈川支部幹事 森越正晴氏 |
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「里山とは?」から説き起こし、舞岡公園(戸塚区舞岡町)で見られる野鳥、生息時期による野鳥の分類(留鳥、夏鳥、迷鳥など)、生息環境による分類(田んぼ、池、湿地、雑木林など)、数の減った鳥(シマアオジ、アカモズ、シギ・チドリ類など)、箱根では中国原産のソウシチョウ、ガビチョウが急増し、クロツグミ、ノジコが減少している事例などについて、氏が撮影した数十枚の写真をプロジェクターで映しながら解説した。野鳥に詳しくない者にも理解できる分かりやすい講義で、氏がいかに野鳥を愛しているかが伝わってくる話し方だった。
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15:20〜16:05 「森の掃除屋−生態系の分解者」 |
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講師:中島進市氏 |
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生物は動物、植物、微生物(菌類)の三つに分類でき、キノコは菌類に属する。
キノコは植物や土、落ち葉などの有機物を分解吸収して生きている。キノコを含む菌類がいなければ、地球は生物の死骸で埋もれてしまう。そこで菌類は地球の掃除人とも言われる。
このほか「なぜ毒を持つキノコがあるのか」など、キノコにまつわる事例も語った。
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16:10〜17:15 「二宮尊徳と森林」 |
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講師:川窪正昭氏 |
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尊徳は箱根に近い栢山村(現:小田原市)生まれ。農家だった両親とは少年期に死別し辛酸をなめながら、24歳までに家を再興。勤勉で、分をわきまえた出費にとどめ、人のために譲る思想を貫いて大名家や疲弊した農村を復興させた。
尊徳が海外にまで目を向け、相互の幸せを願っていたのは、今に通じる尊い思想だと川窪講師は感慨を述べた。
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18:30〜 |
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湯につかり、食事、歓談、尽きるところを知らず… 深夜まで。充実した一日。
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29日は用件を抱える人もあり、朝食の後、現地解散。 |
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7人の会員は「生命の星・地球博物館」(小田原市入生田)に立ちより更に研修を重ねた。 |
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(井鍋 記す) |