リポート
四季の森里山研究会活動報告
定例活動報告
 ~自主的勉強にも集中、
 ・・・里山の今の姿は歴史・文化の所産です~
  
                
日時:日時:平成24年(2012)7月22日(日)、10時ー14時半
天候:曇り涼しすぎる一日
場所:四季の森公園/第三里研林・ワークセンター
参加者:
    青木・上野・臼井・尾崎・長部・川窪・渋谷・下田・武本・時田・
    手島・中島・那須・林・宮下・山田 (会員16人)
           
                                     
〇活動概況

ミーティング10時ー1040分)
公園管理事務所(所長)から「近隣の小学校(候補、森の台小・四季の森小)の児童に樹名版つけをさせたい。」という提案があった。里研も担当者をきめて連絡調整をすすめ、秋以降の実現をめざす。  

秦野市から「渋澤地区・里山ウオーク(11月10日)」(参加者、公募・30人)への協力要請がよせられた。渋澤・平沢の「里研作業林」の見学も予定されることもあり、里研として当日参加の方向で、今後秦野市との打ち合わせをすすめる。

今年度も「合宿研修(一泊)」を実施したい。   
日程としては、他の活動への影響をへらすため、「日・月」(一泊)。   
勉強会の講師は「会員」とし、お互い、日頃からの勉強・精進の成果を他の会員に「伝授」してもらうことをかんがえる。


森林作業・工作用材料作りなど(1040分ー12時)
第三里研整備林内の「植生観察エリア」の整備・調査をおこなった。    
4月に下草刈・枝払いなどをおこなった「エリア・A1」では、早くもシラカシ・エノキ・ヤブコウジ・カラスザンショ・カラスウリ・ヤブランなど多様な植物が芽生え、育ち始めていた。  
また今後の比較観察のため、くい打ち・縄張りを行い、新しい「エリア・A2」を設定した。


次回(8・12)自然観察会に備えて、当番担当者4人(山田新会員も参加)が、園内で事前調査をおこなった。

またワークセンターで神奈川インストラクターの会から依頼のあったドングリ工作用の材料「小枝」作りもおこった。

O勉強会・・・久しぶりの「里研廻談」など、(12時50分ー14時10分)
里山の植生・景観について、歴史や文化をテーマに、下田会員が最新の勉強の成果をレクチャーした。(参考:下記「下田メモ」)
霧が峰の高原は太古からの草原ではない。馬の資料の採草地として維持されてきた。採草地が不要となったい今は「観光地」として、自然に生えてくる白樺などを伐採している。
富士、青木が原の樹海は「人為の加わった植生」である。江戸時代を通じて、地元の人々がヒノキの伐採を続けたので、人家に近い低標高地にはツガが沢山残った。

森・木材の利用の仕方が変わるにつれて(生活も変わる)、「里山の植生・景観」は大きく変化してきたという学説の紹介が面白くて、カメラ当番は写真撮影を忘れてしまいました。お詫びします。   
 ◎参考、「下田メモ」を添付します。


以上、当番・川窪 記

刈払い後の植生観察・A1エリア
対象観察用エリア増設・A2エリヤ 
不動の滝、水は止まっています 土留め工事中の不動の滝エリア
8/12自然観察会の下見中、マヤランを発見!

Photo by Kawakubo & Simoda